「縦横無尽」 フローレ21社長のコラム

花の仲卸フローレ21社長小池潔がつれづれに語ります 快調に更新中

2008年1月5日縦横無尽

2009-04-20 22:13:17 | Weblog
昨日NHKスペシャルで世界の金融危機の根源に迫ろうという番組が放映されました。
今後5回のシリーズで放映される、第一回はアメリカの投資銀行に焦点を当てて作られていました、興味深く見ました、一年前に書いた「原油市場の高騰」との題名で書いたブログとテレビが重なり合っていたので再録します。

昨日のニュースでニューヨーク市場で原油が1バーレル100ドルを越したと報じられた、さまざまな理由があるらしい、ドル安、サブプライムローン、中東の政情不安、中国など発展途上国の原油需要の拡大。
だが一番の要因は投機マネーの暗礁です、穀物相場を押し上げている要因の一つも投機マネーが大きくかかわっていると言われています。
マルクスもケインズもきっと予期していなかった「投機マネー」、資本は労働者を雇用してものを作るためにお金を使うものとされてきた。
お金そのものを商品にして、通貨の取引や株、債権の取引で巨大な資金を作り、実体をはるかに上回る規模で市場が膨らみ続けています。
この市場は決してまともな市場でなく、資本そのものが利益を求めて動き回っている、そこに何の規制も無く、市場だけに委ねる事が諸悪の根源に成っている。
原油高と穀物高、ほとんどを海外に依存している日本ではことのほか重要なことです。
原油と穀物を投機の対象としたのは僅か数十年前です、投機マネーは今や、世界の輸出入の総量の132倍にも膨れ上がっていると言われてます。

ヘッジファンドの投機マネーをこのまま放置していいのか?と言うことが先のサミットでも話しあわれました、「国際社会が協調して投機マネーを規制すべきだとドイツが主張しました、この主張に日本と米国が揃って反対を唱えなんの議題にもならなかったと報じられた。
今回のヘッジファンドの経済活動は原油と穀物の高騰を呼び、ヘッジファンドは莫大な利益を得ましたがそのつけは生活必需品や食料品の高騰というかたちで私たちが負担をしていることをよく考えてみることが大切だと思います。

ストリートライブと講演会

2009-04-19 13:34:02 | Weblog
4月22日(水曜日)は午前中7時より10時まで世田谷仲卸通りでミニストリートライブが行われます、3人のデザイナーもさることながら産地の全面的バックアップもあり(千葉青木温室、愛知豊橋、クラシック)いいデモが行えそうです。

同じ日の午後からは東京花の仲卸会の今年度最初の勉強会が世田谷で行われます。
会場は世田谷花きの会議室をお借りして3時スタートです。
各市場持ち回りの勉強会も4クール目に突入です、毎年自分自身も含めレベルアップしている実感が有ります。

今回は白ひげ社長お勧めの講師宇田 明先生です、先生は大阪なにわ花市場のアドバイザーを務めながら宇田花づくり研究所の代表をやってられます。
花の川上から川下まで独自の理論で辛口に語っていただける。

22日は熱い世田谷になりそうです。

必見

2009-04-17 03:50:00 | Weblog
今週月曜日からサンプルを世田谷店店頭に飾っています、イタリアトスカーナ産のカーネーション、ますます元気に大きくなってきました。
赤のエスキモーをはじめ9種類が展示してあります、予約も順調に入り始めています、トスカーナーと言えば何といっても世界のワインの宝庫です、温暖な気候と湿気のない気候は葡萄小麦やオリーブ、そしてカーネションの栽培に適しています。
自然が作り出したカーネション、通常のカーネションの2倍ほどの大きさでその色艶もひときわ目を引きます。
グリーンのカーネション(レディーグリーン)グリーンが色濃くそのグリーンが透き通っているようです。
世田谷にお越しのせつにはぜひご覧ください。
販売は5月7日一日だけです。サンプルのほかに薄いクリーム(ノーマン)オレンジの(ジェニー)も同時販売の予定です、入荷は総数で2万本に満たない本数なので出来れば予約をいただければ確実だと思います。
イタリアの農場では10万本以上の出荷が可能だと言っているのですが、私の経験から沢山の注文は必ずクレームがついてきます、これぐらいの本数なら新鮮なカーネションが来るはずと思います。
ご期待ください。

四つの会議

2009-04-15 20:52:13 | Weblog
今、四つめの会議が終わりました。今日のそれぞれの会議は非常に有意義でした。

二番目の会議「世田谷仲卸会」今年度は二年に一回の役員改選の年です、誰にも相談をしていなかったのですが、そろそろしり退いたほうが会のためになるのかどうか?自分なりに考えていました、私が続けることがより会のためになるのであれば続ける気持ちはあります。
しかし続けることが会の発展に繋がらないのなら後任に託したほうがいいに決まっています。
世田谷開設以来8年、昨年は現金店頭売りを世田谷仲卸全体で昨対を下回りました、ある意味で会の活動がマンネリ化している顕著な例だと思っていました。
そういう意味では組合理事長の交代が大きな起爆剤になるような気がしていました。
今日の理事会で理事全員にこの考えを図りました、勿論すぐさま結論が出る話でありませんが話を前向きに考えることを確認し散会しました。

三番目の会議「Yヤ店長会」では中心の議題は「母の日」のことです、どうすれば消費者の心がつかめるか・・・なかなか結論が出ませんでしたが、一つは商品に一工夫する、もう一つはゴールデンウィークの最後の6日までに「母の日」ギフトを買ってくれたお客さんにフローレポイントカード3倍プレゼント、通常5%還元なのでゴールデンウィーク母の日セールでは15%引きになります。
果たしてこんな知恵のない企画でお客さんが来てくれるのか自信が有りませんが、みんなで考えた結論です。
母の日の結果についてはこのブログで報告します、がんばれフローリスト!


母の日

2009-04-14 19:59:45 | Weblog
「母の日」まで1ヶ月をきった、今回の母の日はおそらく初めて経験する母の日になりそうです。
昨年の数字はあまり当てになりません、昨年と同じことを企画したり同じ値段でカタログを作ったり、注意をしたほうがよさそうです。
消費者の消費マインドはかなり落ち込んでおります、昨年と同じものを同じ値段で売ったのでは売り上げ金額が大きく違ってきます。
100年に一度の不況です、消費をそそる企画に、財布の紐がゆるくなる仕掛けが大事です。
母の日は一年に一回、母の日にだけ花を買う人たちが大勢います、その人たちは事によると花でなくてもいいのかもしれません、異業種は母の日が大きなチャンスになります、花屋の乏しい企画では太刀打ちできません。

ヨーロッパではクリスマスからバレンタイン、イースタにいたるまで花屋の惨敗でした。
日本は暮れの商戦、お彼岸の商戦、まずまずの成績でした。
しかし今回の母の日だけは様相が違うように思ってます、それは日常的に花を買っていない層が母の日には沢山いることです。

まだ遅くないと思います、100年に一度の母の日です、思い切った企画を。
今日のテレビで小田急デパートが古い靴を1000円のクーポン券と取り替えるサービスをしたところ4日間で1万2千足もの靴が取り替えられて、お客さんの数が9割増えたと言っておりました。

このような企画です、何とか花屋に足を向けさす企画、お客さんをすごく得をした気分にさせる、母の日ぐらい業界がまとまって消費者にアピールしたい。

一週間の予定

2009-04-13 21:13:37 | Weblog
このところ一週間、決まってこの曜日なら何と何というぐあいに定例化してきた。
今日は葛西で開かれる一週間に一回のロジスティクの営業会議、水曜日は太田フローレの営業会議、金曜日には世田谷営業会議、この他に月に一回のマネジャー決算会議、Yや店長会議、世田谷仲卸会、東京花の仲卸勉強会、世田谷市場取引委員会、この他に5つぐらいの会が不規則に催される。
今度の水曜日は4つの会が微妙な時間差で行われる。
太田フローレ営業会議、世田谷仲卸会、店長会、マネジャー決算会議、
丁度月中になると前月の決算が出揃ってくる、この月中にいくつかの部門の決算会議が重なってくる。
いい決算なら幾つ重なってもいいのだが、頭が痛くなる決算会議は一つで沢山です。
今週の決算会議も少し強めの頭痛薬がいりそうです。

届きました、トスカーナーのカーネション

2009-04-12 09:08:38 | Weblog
やっと昨日遅くなってフローレに届きました、3月に赤のエスキモーと言うカーネションを使った、このカーネション、イタリアトスカーナー地方で生産しているカーネションでコロンビアのカーネションに比べ二回りほど大きい輪をしていました。
エスキモーはかなり前の品種で現在日本でも数人しか生産をしていませんがギザ弁で母の日には似合いそうなカーネションです。
カーネションの原産は地中海地方です、原産国の適地で栽培されたカーネションは色艶もなかなかのものでした、難点は所詮イタリアで日本のような感性と栽培技術がカーネションから見受けられませんでした。
しかし大きさと色にほれて「母の日」に売って見たいと思いました。
そのサンプルが昨日届きました、9種類、サンプルを御願いしたのは18種類ですが、なんのインホメーションもなく半分のサンプルしか届かないところもイタリアらしいところです。
期待通りの大きさと、期待通りの色艶でした。

月曜日には世田谷フローレの店頭にサンプルを飾ります、どうぞご覧ください。


真花園に青木園芸

2009-04-11 20:32:38 | Weblog
ただ今、帰ってきました、行きも帰りもスムーズにたいした渋滞にも巻き込まれないで無事帰ってきました。
真花園さんでも青木園芸でも、ご本人が丁重に全ての品種について細かく説明を頂き沢山の事を教わりました。
真花園さんではハウスがきれいに整頓され素晴らしいカーネションが咲きほこっていました。
ハウスの片隅でカーネションが、きれいな色で二回りも大きく咲いていたので、スペシャルな要望を出しておきました。
「多少持ちが悪くなっても大きく咲かして出荷して欲しい」とお願いしました。
4月の最終週ぐらいに届くかもしれません。

青木園芸ではアジサイからブラックベリー、ハーブ、レースなどこと細かく良平君から説明を受けました。
特にアジサイは彼が日本での先駆者です、誰も経験をしていない事にチャレンジしている事に、ひときわ彼が大きく見えました。
フローレのI女史はよほど良平君の話に感激したのかバスの中でも盛んに彼の言葉を繰り返していました。
良平君は「アジサイを作り6年になりますが解らないことばかりで、毎年が一年生です」と話しました。
I女史は「あれほど勉強しても毎年毎年が一年生だと思って作っているのだから、私など毎日が一年生だと思って仕事をしなくては」
青木君からもI女史からもいい話を聞かせていただきました、I女史も月曜日からの働きぐあいが違っていると思います。

ショーザフローレに参加した40名の方々は、思いや感じた事は違ってもいい勉強ができたのではと思いました。

忙しい!

2009-04-10 21:50:55 | Weblog
忙しい一日でした、まず早朝からOZとYヤの店束の段取りをつけ、7時に明日訪問する千葉の真花園のご夫妻の訪問を受けました、挨拶もそこそこに先週に続き多磨の石屋さんにゲーハさんと花売りに出かけました。
仕事はろくにしていないのですが石屋さんのご主人たちとまたまた話に花が咲き行く先々で仕事になりません。
2時から世田谷で社内会議があるので多磨墓地から早々に退散、会議に臨みました。
O秘会議なので内容は詳らかに出来ませんでしたが、この会議を重ねるごとに少しづつですが目標に近づいてくるような気がします。

会議が終わり、明日は一日出かけることもあり居残りOZ担当との打ち合わせ、明日は園芸市も参加しないのでお客さんの頼まれものの手配、胡蝶蘭をかなりの数相対をしました。
気がついてみれば8時を少し過ぎていました、われながらよく働くと感心しています。

さて明日のショーザフローレは40名になりました、フローレのスタッフとお客さんは約半々です。
事故もなく無事帰ってこられるように、行ってくれたお客さんにスペシャルな母の日のカーネションが届けられれば嬉しいと思っています。
朝の6時半の出発ですが6時前に出社、お客さんの仕事用の菊を用意、どうも、バスの中は房総まで居眠りをしていくようかもしれません。


西松建設

2009-04-09 19:31:20 | Weblog
今問題になっている西松建設は今までも数々の問題を起こしています、私の住んでいるマンションも実は西松建設が施工しました、建設後に西松に重大な瑕疵が見つかり何度も交渉しましたがわずかばかりの示談金で決着をつけられました。
私は住民側に理があり西松に非があると確信していましたが、ほとんどの人は長引く裁判や訴訟費用、弁護士費用などを考えると訴訟を起こすことに消極的に成ります、そこを突いて決着を急ぎけりをつけられました。

まだこれぐらいは可愛い方ですが、あまり知られていない事件で終戦間際1944年に日本に強制連行した中国人を事故や栄養失調で29人を死亡させました。
最高裁の判決は原告敗訴となりましたが異例の付言が付きました、付言は「西松建設を含む関係者は被害者らの救済に向けた努力をする事」を勧告しました。
西松はその後も単に一裁判官の意見であって従うつもりはないと原告との話し合いも交渉も持っていません。

こういう体質の西松が政治家に多額の献金をするのに見返りを求めない献金などあるはずがありません。
岩手県を中心として東北地方での公共事業、二階経産相の地元和歌山でも多くの公共事業を獲得しています。
政治家への献金は工事代金の中に繰り込まれているのは当然です、私たちの税金がこんな形で政治家に渡っていたとしたら腹が立ちます。