今日は仕事はお休みでした。
午前中に出かけるつもりでしたが、朝10時からアメリカ大統領選挙候補者討論会の生中継があると知り、見ることにしました。
アメリカ大統領選挙のテレビ討論会は有名ですが、実際に中継を見るのは初めてです。
トランプ大統領は誰もが知ってる通りハッタリ混じりにグイグイ喋り倒すタイプですし、一方のバイデン候補は高齢の上に言い違いが多いので「軽度の認知症では?」と疑念を持たれているほどです。
一方的な展開になるのかなあ…と思っていました。
ところが、かなり違う様相になりました。
司会者はテーマごとに二人に2分間ずつ時間を与え、そのあとにフリートークをする…という進行をしようとしましたが、バイデン候補が話し始めるとすぐにトランプ大統領が横やりを入れるので、司会者がトランプ大統領を咎める…という事がずっと続きました。
バイデン候補を心理的に出来るだけ揺さぶって失言や混乱を引き出そう…という作戦にも見えますが、それ以上にトランプ大統領は少しでも自分に批判的なことを言われると黙っていられないのだと思いました。
日本なら…というよりアメリカ以外の民主主義国家なら、全国民注視の政治討論会であのようにルール無視の横やりを入れる候補者はひどい批判を受けるでしょうが、今のアメリカは必ずしもそうならないのかも知れません。
もともとトランプ大統領は既成のルールや常識を否定することで支持を得て来たのだから、彼の熱心な支持者からはあれでも喝采を受けるのかも知れません。
バイデン候補は事前の不安からすると目立った言い間違いや混乱も少なく、失点は防げた印象です。
でも、声は小さいし、決められた以外のことはあまり喋れなさそうだし、頼りなさは残りました。
討論会の前から抱いていた、「世界中から才能が集まる超大国アメリカで最後に残ったのが何故この二人なのか?」という謎はむしろ強くなった気がします。
討論会はあと二回あるそうなので、両陣営とも色々と軌道修正をしてくるのでしょう。
日本のように議員内閣制で首相を選ぶのと、アメリカや韓国のように国民が直接的に国の指導者をを選ぶのと、どちらが良いのかは分かりません。
ただ、政治のリーダーを選ぶ際にこれだけじっくりと人物を見定める機会があるのは羨ましい…とも感じました。
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