ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

譲らない街

2014-04-29 | ほとほと日記
今日も仕事はお休み。

午後から雨が降る…という予報もあり、早めにスポーツクラブに行きました。

ところが私と同じように考える人が多いせいか、場内は人でいっぱい。

ストレッチをしている間に、26台あるトレッドミル(ランニングマシンですね)が全て使用中になってしまいました。

仕方なくボードに予約時間を書いてからバイクを30分ほど漕いでいました。

時間が迫ったのでボードを確認しに行くと、何と、私がマジックで書いた予約が消されていて、さっきとは別の人が走っています!

唖然としました。

スタッフの女性にその件を伝えると、利用中の人に掛け合ってくれました。

戻って来ると、「あの方が来たときは予約欄も消えていたとのことです。間違えて消す人もいますのから…」と、言います。

私は釈然としませんでしたが、彼女の済まなそうな顔を見るとそれ以上争う気にもなれませんでした。

ただ「それが許されるならこのボードの意味はないですね。運営上の欠陥ですから見直さないとダメだと思います」と伝えました。

彼女は申し訳なさそうに謝罪しました。それからしばらくはスタッフがボードの周辺を見守っていました。

私も言わばサービス業で働いていますので、真面目に働いている職員を困らせるようなことはあまりしたくないのです。

ただ、利用者の中にはトレッドミルの利用時間は最大60分と決まっているのに平気で90分くらい記入する人もけっこういます。

特にS 区に来てからは「ダメ元で利益を求める」人に出会う局面が増えた気がします。

譲り合うのは日本人の美徳だと思うのですが、比喩的にも実際的にもこの街には「道を譲らない」人が多いのです。

そういう気風には染まりたくありませんが、生き延びるためには、時には戦わなくてはなあ…とも思うのでした。







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