ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

ある事件

2013-07-27 | ほとほと日記
山口県の山間部の村で、陰惨な事件が起きた。

五名を殺害した容疑の男性は63歳だという。

伝えられる断片的な情報では、彼は中学卒で上京して左官などをやり、10年ほど前に両親の介護のために帰郷した。

そして両親が亡くなってから、周辺の住民たちとトラブルが目立ち始め、このところは完全に孤立していたらしい。

私にはああいった小さな集落での生活がどういったものか、想像がつかない。

仮に疎外されたら、都会の孤独よりももっとつらいものがあるのだろうなあ…とは感じる。

今年に入って、親族間や近隣との殺人事件が多いような気がする。

そういう報道があると、私は容疑者の年齢と性別を確認する。

そして私に近い場合、家庭をもっているかが気になる。

予断に目が歪んでいるかも知れないが、そういった事件の容疑者には、配偶者がいない場合が多い気がする。


とにかく、繋がること。

今の私にはそれしか思いつかない。


神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
家族が皆、健康で暮らせますように。
友人たちが実りある休日を過ごせますように。
お祈り致します。


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2 コメント

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連想 (マックス)
2013-07-27 07:14:49
こんにちは
今回の事件でふと連想したのが、松本清張の「砂の器」。
でした。でも、実際の事件の方は、なんだかどんよりした、切迫性のない印象があります。事実関係はよく分かりませんが。孤独のため精神に異常をきたした独身中年男という点では、他人事でない気持ちもあります。ところで、最近、20年ぶりに田舎の従兄といろいろ話をして、山奥に住む人の感覚は、東京に住む人間とは大きく違うなと感じました。
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他山の石 (ほとほと男)
2013-07-27 20:14:09
コメントありがとうございます。
この事件に対して横溝正史の『八ツ墓村』のようだ…という論評が当初ありましたが、容疑者が捕まってみると、そんなに勢いのよいものではなかった…という印象です。被害者が皆高齢者だったことからも、いわゆる限界集落 ではないかと思います。その中で疎外されていた初老の男が老人たちを殺害する…というどん詰まり感が、何とも空しく悲しい。ただ、中高年独身男の自滅…という点は確かに他人事ではない。心しないと…と思います。
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