ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

終戦記念日

2012-08-15 | ほとほと日記
今日は8月15日、終戦記念日だ。

特に男性の入居者は、熱く戦争体験を語る。

海軍、陸軍、幼年学校…。

ほとんどそこで時が止まっているかのように。

やはり「戦争」とは圧倒的な影響を人間に与えるのだなア…と思う。

従軍体験を果たして、その後社会の「勝ち組」となった人たちであるから、何とも底知れぬ凄みを感じることがある。

恐らく「誰にもいえないような経験」を体の芯に埋めこんだまま、戦後を生き抜いてきたに違いない。


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2 コメント

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戦死 (がんさん)
2012-08-16 14:29:28
こんにちは。お疲れ様です。私の身内では、父方で一人、母方で二人が戦死しました。一人は、特攻隊員として、一人は輸送船が撃沈されて、もう一人は空襲で幼い命を失いました。母から毎年のように話は聞きますが、悲しいかな私自身には実感が湧いてこないんです。終戦からたった14年後に生まれた私でさえ、そうなんだから10代20代の若者たちには、遠い昔の出来事でしかないんでしょうね。300万人以上の人が亡くなった悲惨な戦争を忘れてはいけないですよね。
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それぞれの戦争 (ほとほと男)
2012-08-16 19:16:47
私は母からしか戦争体験を聞いていません。母は北海道の田舎で育ったため、空襲とも無縁で、B29が遥か上空を飛んでいるのをのん気に眺めていたようです。
「私がいちばんきれいだったころ」「私のくには戦争をしていた」という詩があります(ちょっと違うかもしれませんが)。茨木のり子だったように思いますが、戦争のつらさを感じさせて、切なくなります。
 
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