傷を癒やす

今日は仕事はお休みでした｡


今日が休みで本当に良かったと思います。
昨日､職場でかなり大きなトラブルがあったから｡

今朝起きてからも気持ちに尾を引いて、なかなか動き出すことが出来ませんでした｡
それでも何とか洗濯､買い物､スポーツクラブ､調理…と言うルーティンをこなしました。

午後はいわゆる加計学園問題の参考人質問国会中継をぼんやりと見ていました。
改めて人の世は権力闘争だなあ…と感じられ､寒々しい思いになりました。
私のような闘いに不向きな微弱な者が､この｢誰もがすぐキレる時代｣に生きていけるのか…と心細くなりました。


こういう心理状態のときは､ほとんどのテレビ番組は作り物めいて感じられ､受け付けなくなります。
その中で｢ワイルドライフ｣と言う動物番組を見ているうちに､少し気持ちが癒されてきました。
今日は､初めはエサを穫るのも失敗ばかりだったのが若いヒョウのオスが､やがて自分の縄張りを築くまでの四年間を描いていました。

動物番組を見ると、いつも｢オスとは自分の種を残すために他のオスと闘う存在なのだなあ｣…と感じます。
そして、闘いを避ける気質の自分が今まで独り身で来たことへの､本質的な､DNAレベルの理解を得ます。
それはとても淋しく苦い感覚です。

でも動物番組はまた､生きるためには死に物狂いでエサを穫り続けなければならない…と言うことも教えてくれます。
これは、どんな人生論よりも､毎日ツラい思いをして働く｢解｣を私に与えてくれる気がします。


今日も十時になったら明日に備えて寝るつもりです｡
明日の朝も、自分の｢エサ代を稼ぐ｣ために､ツラい思いで出掛けることでしょう。

そうやって一日ずつしのぐ以外に今の私には何も目標もないけれど､仕方のないことだ…と思っています。