Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

開幕戦3本塁打(小早川毅彦)

2015-12-09 22:07:42 | 他スポーツ
野球観戦は西武戦がほとんどの私ですが、他カードで今でも思い出せる数少ない試合が、1997年開幕戦の巨人対ヤクルトです。当時、私は神奈川県の某市に住んでおり、そこから金曜日に実家に戻る生活をしていました。その2時間弱の道のりは当時はラジオで野球を聞くのが楽しみで、たまたま巨人戦にチャンネルを合わせていました。

当時の巨人は、80年代末から黄金時代を作った桑田、斎藤、槙原の3本柱が中心の投手王国で、この開幕戦にも満を持して斎藤を先発させました。これに対し、ヤクルトは野村ID野球とは言われながら、この年は評価が低く、この開幕戦では広島からトレードで獲得したベテランの小早川毅彦を5番でスタメン起用してきました。

広島でも出番が少なくなっていた小早川毅彦は、当時は終わった選手のように言われていました。その小早川に、野村克也監督は「法大一年目も、広島一年目もお前は好成績だった。ヤクルト一年目も好成績のはずだ。」と言って送り出していたと聞きます。その起用は当たり、なんとこの開幕戦で1試合3本塁打という鮮やかな活躍を見せました。

巨人の3本柱の時代にピリオドを打つことになった、この小早川の3発は巨人ファンにとっては衝撃的だったはずで、当時の野球漫画にも「今年のペナントは小早川の3発で終わった」というような巨人ファンのぼやきが載ったほどです。小早川の成績は2割2分台と決してクリーンナップの成績ではなかったですが、これで勢いがついたヤクルトはペナントを制し、日本シリーズでも西武を4勝1敗で破って日本一になっています。

当時、野村克也監督は「再生工場」と言われており、他球団を戦力外になった選手が鮮やかな復活を遂げるということが話題になっていました。小早川の活躍が、その中では最も印象に残っています。小早川は、今はNHKの野球解説者です。ヤクルトで野村ID野球を吸収したことが、きっとその解説にも影響をもたらしたはずです。
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京都MF駒井選手、浦和入り

2015-12-09 21:24:51 | 浦和レッズ
今日はクラブW杯ネタはお休みで、浦和がらみで優先順位トップのネタが来たので先に書きます。それは、浦和が来季の戦力として、J2京都MF駒井選手を完全移籍で獲得したというニュースです。駒井のプレーは、一度見たことがあります。それは、2年前のJ1昇格プレーオフの決勝戦(国立競技場)の京都対徳島の一戦です。

当時、京都は4-1-4-1の布陣で、駒井は右のMFに入っていました。当時のブログの記事を振り返ると、「京都は右MFの駒井にボールを集め、彼のスピードを生かして相手左SB(本来中盤の選手)アレックスのところを仕掛けるゲームプランだった。」とあります。駒井は168cmと上背が足りないので、それをカバーするスピード型の選手だと思い出しました。

駒井は京都ユース出身の生え抜きです。年間得点数は3,4点くらいですが、おそらく得点よりはアシストを評価されている選手だと思います。年齢も23歳と若く、ミシャサッカーを吸収して大きく伸びてくれる可能性も持った才能です。埼玉新聞によれば、ボランチやSBでもプレー可能とのことです。

浦和では駒井をどこで使うかですが、おそらく関根が五輪代表で不在になる可能性がある、右のアウトサイド候補だと思います。本来サイドハーフの選手なので、守備がどうかという不安もありますが、左に宇賀神を置いてバランスを取れば十分可能だと思います。運動量も埼玉新聞によれば多いそうです。

もちろん、左のアウトサイドも可能性としてはあります。ミシャは右利きの攻撃的MFだった梅崎に、左アウトサイドを命じて機能させたこともあります。駒井自身も、可能性があればいろんな挑戦はしてくれるでしょう。トップ下は浦和では最も競争が激しいポジションなので、アウトサイドがどこまでできるかが彼の活躍度を決めると思います。
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