Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

足が止まった広州(12/20広島対広州恒大)

2015-12-21 23:03:59 | ワールドサッカー
クラブW杯の3位決定戦、広島対広州恒大(中国)も見ていました。広州は準決勝のバルセロナ戦は何もさせてもらえなかった惨敗でしたが、ACLでは鹿島、柏、G大阪を破って優勝している強豪です。広島にとっては仮想ACLと言える対戦相手です。

先制点は前半4分という早い時間に広州に入りました。シュート性のクロスを、パウリーニョが頭でコースを変えて決まりました。広島の森保監督はこのクラブW杯を強行日程と見てターンオーバーを取っており、この広州戦も主力のFWドウグラス、ボランチ森崎和幸をベンチスタートにしていました。

そのため、1点ビハインドの試合展開でも慌てず、ベンチのドウグラスを投入することで試合の流れを変えられる確信があったようです。前半のボール支配率こそ現役ブラジル代表の実績を誇るボランチ、パウリーニョのいる広州に圧倒されましたが、森保監督は若手の宮原、丸谷、茶島らが並ぶ陣容を信頼して任せました。

結果的にこの判断が正解でした。追加点を入れられなかった広州のルイス・フェリペ監督が焦り始めたからです。フェリペ監督の手はFWのエウケソンを下げて左MFの鄭龍(27番)を入れ、MFだった告林(29番)をFWに上げるものでしたが、その告林が疲労なのか動けなくなり、ゲームの流れから次第に消えていきます。

その後、広州は前半とはうって変わって足が止まってしまいました。前からプレスがかからなくなった広州に、途中出場で元気だったドウグラスを当てた森保監督の手は見事に当たりました。そのドウグラスが2得点と結果を出し、広島は見事な逆転劇で3位に輝くことができました。

広島にとっては、Jリーグの各チームが勝てなかった広州相手の勝利は自信になったはずです。若い選手が経験を積むこともできました。これで天皇杯も戦う余力はないかもしれませんが、得るものが大きかったクラブW杯だったと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする