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セメントマッチが一転した(12/2G大阪対広島)

2015-12-02 22:19:20 | 他チーム
今日はCS決勝第1戦、G大阪ホームの万博記念競技場での広島戦でした。こういう、リーグ優勝を決めるような大事な試合は、一般的にリスクを抑えた慎重な入り方をしてくることが多いです。この試合もそんな展開でした。相手の良さを消そうと、広島は5バック、G大阪は後ろの2ラインをコンパクトにする、両チームのストロングポイントを抑えに行く展開でした。前半を0-0で折り返した時点ではスコアレスドロー決着を予想したほどです。

そんな試合は予想外のところから動きました。G大阪の2ラインコンパクトサッカーは、浦和戦で今野がゴールを決めたときのように、時と場合によって前からプレスに行くこともあります。後ろは余裕があると広島が思って、ゆっくり回したときが狙いどころです。狙ったかのように、広島DF佐々木のバックパスがミスになって、この日パトリックに代わって1トップで先発出場した長沢のゴールでG大阪が先制します。

広島は交代選手に、豊富な持ち駒を持っているチームです。佐藤寿人に代えて浅野を投入すると、さらにミキッチに代えて柏を投入してきます。テレビ観戦だった私は、G大阪のパトリックがヘディングシュートを外してから、広島がゴール前で決定機を迎える間に、何が起こったかわからないのが残念ですが、相手GK東口を釣り出したチャンスで打った浅野のシュートが、外れればチャンスにならない場面で、ポストに当たって跳ね返ったことがドウグラスの同点ゴールにつながりました。

その直後、G大阪はセットプレーの跳ね返りから、今野がミドルシュートを放って突き放します。リードして第2戦を迎えるチャンスだったG大阪でしたが、その直後に小競り合いで相手DFを突き飛ばしたオ・ジェソクがレッドカードを受けたことが大きく響きます。これを見て、長谷川監督はFWの宇佐美に代えてDF米倉を投入して、オ・ジェソクのいた右SBを補充する慎重策で1点リードを守りに行きます。

しかし、広島はG大阪の4-4-1では、ボランチの青山のところに圧力がかからなくことを利用しました。圧倒的にボールを支配した広島は、柏、佐々木の連続ゴールで最後にG大阪をうっちゃり、3-2で勝利してリードを持って広島に帰ることに成功します。

まさか、静かな試合になりそうだった試合が、ここまで激しい点の取り合いになるとは、驚いています。セメントマッチの予想は大きく外れましたが、CSの導入の狙いがこんな試合だったと思われるので、興業側としては成功だったのかなと思います。
コメント
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