KJだより

アロマとコーチングをこよなく愛するナースとして徒然なるままに・・・。

事例発表会20160126

2016-01-27 06:38:46 | Weblog
昨日は、看護過程の事例発表会。
初日だった。

午後半日、10名分の発表を聞いていたら、まるで自分が受け持ち看護師として体験したみたいになって、
へとへとになった
(歯が痛かったせいもあるけど…)

医療の現場で行われていること。

看護師が体を張って仕事をしている。
頭、体、心、スピリチュアル。

急性期病院の一般病棟に入院する終末期患者さんに行ったケア。
マッサージをした報告があった。

「気をつけていることは何か?」と問うと、
1.まとまった時間を確保してからベッドサイドに入る
2.手を温めてからタッチする

2年目になると、段取り力もついてきて、こんなケアができるようになるのだ。
そして、相手への配慮行動もできている。
冷たい手で患者に接触することについては、看護師仲間とよく議論するテーマなので、
大切にしていることが一致していて嬉しかった

また、「同年代の悪性疾患患者のケアをする際、自分自身のメンタルケアをどうしているか?」については、
「先輩に相談し、教えてもらいます」との回答だった。

看護って、文献を読んだだけでは、身につかない。
経験知の伝承があってこそ、よい看護につながるのだと思う。

忙しさの中でもケアの本質をみつめる作業が、事例発表会。

今、読んでいる本は、佐藤泰子:苦しみと緩和の臨床人間学、晃洋書房、2011.

苦しみに寄り添う職業を選択した私たち。
若手看護師に対し、セルフケアをしっかりしながら、看護師として働き続けよう!と応援したくなった
コメント
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