今から150年前の1869年10月23日、東京~横浜間の電信線(電報用)架設工事が着工したんですよ。
それに因んで、10月23日は『電信電話記念日』と制定されているのです。
そんなおめでたい日の朝、東武日光線に乗って会社に向かっていると、群馬と埼玉の境あたりから、急に霧が掛かってきて、車窓からは真っ白な景色しか見えなくなってきました。
「なんか、変な感じだなあ~」と思っていたら、そのうちに電車のスピードが落ちていき、車内アナウンスが流れてきました。
「東武日光線内において、人身事故が発生しましたので、この電車は杉戸高野台駅で停車します、北千住方面へお急ぎの方は、栗橋駅からJRにお乗換えください」
濃霧のせいではなかったのですね、しょうがないので、栗橋まで戻って、JRに乗り換えて大宮まで行き、再び東武アーバンパークラインに乗り込み、春日部で東武スカイツリーラインの各駅停車に乗り換えて、10時30分に会社に辿り着きました。
片道3時間超の『日本の車窓から』、記憶に残る、令和元年の記念日となったのでした。