旧(アイマスな)駄目人間の溜り場

(アイマスにはまってる)駄目人間の駄目な毎日。の跡地。

狼と香辛料 12

2009-08-24 11:32:29 | 
支倉凍砂の狼と香辛料シリーズの新刊。
出ていたのでもれなく購入。読みました。

前巻が短編集だったのでいまいちあらすじというか、
ロレンスとホロたちの状況を良い感じに忘れていました。
ともあれ、前でイギリスことウィンフィール王国での一軒が片付き、
港町ケルーベに戻ってきて、改めて大陸内で、ホロの仲間といえる狼たちの遺品捜し、
さらにはホロの故郷のヨイツを探す作業を再開。
で、今回はそのための北の地図を描くことのできる絵師の協力を得るために、
絵師の望む民話というか噂話を検証するたびに同行。
そのあたりでまた騒動、というお話。

ホロとロレンスの夫婦漫才や、お子さんとも言えるコルを交えての団欒っぷりは相変わらず、
今回は絵師兼銀細工師として、初の褐色肌の恋する乙女フランが出てきて、
そのあたりの鞘当や嫉妬的なそれも起きたりで、さすがの楽しく良い感じ。

話的のも個人的に好物である、民話神話をもじった、というか、モチーフにしつつのそれこれ。
さらに北の遠征がなくなり、さらに教会側の力が弱まった事による、きな臭い話など、
美味しい所がたくさんあって、面白かったです。

とはいえ、ええと、読み終わって一番最初に思ったのが、
今回商売してねぇな。と。
まぁ、実際ロレンスの行商路から離れにはなれ。
さらに行商をメインにせず、とまで明言されるようにもなっているんですから仕方ないんですが、
それにしてもやはりそのあたりの話を読みたくなるのは事実。
話の流れ的にもとても難しいんでしょうけど。
あと、今回のオチというか仕掛けが、うん、なんというか、ある程度読めてしまって。
まぁ。某キートン先生のネタにあったしなぁ。

そんなこんな、相変わらずの面白さでした。

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