作者は恩田陸。
昔この人の他の本を読んだ気がするんですが失念。かなり有名な方ですね、多分。
小説、に分類していいのかよく分からない結構特殊な形式の本。
公害の大型商業施設で死者が50人を超える事件が発生。
大勢の犠牲者と怪我人、そして目撃者がいながら証言は食い違い、何故かまったくその原因が特定できない。
そんな特異な事件が発生。
その事件に関わった人たちのインタビューという形式で、文章すべてがQ&A方式で話が進む、というもの。
原因が分からない事件に対してさまざまな関係者たちの視点で語られる事件。
時列系が微妙に変わりながらもそれぞれの人たちのその後が見れつつ……。てな感じ。
何よりすごいQ&A方式だけで何が起こったか多様な視点で少しずつ出していくところ。
こういうギミックは筒井さんのロートレット荘とかと同じようなすごさというか、
よくやるなぁ、という凄さがありますね。すげー。
終盤の超展開というか宗教的なあれとかそれとかは、いまいちアレでしたが、
それぞれの視点で描かれる事件の異様性、その表現はとても面白かったです。
特に現場に出向いた救急救命士というか、消防士?のところはとにかくよかった。
あのゲームでは比較的あるかもしれないですが、誰もいない商業施設に突入するという異様性。
あのあたりの表現は、特筆ものでした。
ええ、なかなか面白かったです。
昔この人の他の本を読んだ気がするんですが失念。かなり有名な方ですね、多分。
小説、に分類していいのかよく分からない結構特殊な形式の本。
公害の大型商業施設で死者が50人を超える事件が発生。
大勢の犠牲者と怪我人、そして目撃者がいながら証言は食い違い、何故かまったくその原因が特定できない。
そんな特異な事件が発生。
その事件に関わった人たちのインタビューという形式で、文章すべてがQ&A方式で話が進む、というもの。
原因が分からない事件に対してさまざまな関係者たちの視点で語られる事件。
時列系が微妙に変わりながらもそれぞれの人たちのその後が見れつつ……。てな感じ。
何よりすごいQ&A方式だけで何が起こったか多様な視点で少しずつ出していくところ。
こういうギミックは筒井さんのロートレット荘とかと同じようなすごさというか、
よくやるなぁ、という凄さがありますね。すげー。
終盤の超展開というか宗教的なあれとかそれとかは、いまいちアレでしたが、
それぞれの視点で描かれる事件の異様性、その表現はとても面白かったです。
特に現場に出向いた救急救命士というか、消防士?のところはとにかくよかった。
あのゲームでは比較的あるかもしれないですが、誰もいない商業施設に突入するという異様性。
あのあたりの表現は、特筆ものでした。
ええ、なかなか面白かったです。