旧(アイマスな)駄目人間の溜り場

(アイマスにはまってる)駄目人間の駄目な毎日。の跡地。

ハサミ男

2011-01-17 15:00:35 | 
作者は、殊能将之という人。
友人に面白いよ、と渡されたので読んでみた。

主人公は世間を騒がす連続殺人鬼の通称「ハサミ男」。
3人目の被害者を探して入念に下調べをしていた折、
目星をつけていた被害者が自分以外の「ハサミ男」が殺ろされ、その死体を発見してしまう。
自分はまだ3人目を殺していないのに、その目星をつけていた人物がハサミ男に殺されている、
という状況に。
自分は殺していないのに一体誰がやったのか。なぜハサミ男の犯行になっているのか。

と、犯人であるはずの主人公が真犯人を探す、という話なんですが、
そのほかにもいっぱいギミックがありまして。

一言で感想を言うと、超面白かったです。と。
あんまり言うと即ネタバレになってしまうのですが、知夏ちゃんとちゅっちゅしたいよ~。と。
そんな感想でして。

割合ミステリとしては、偶然性が高すぎる事もあるのですが、
その辺りも主人公が既に犯人ということがいい感じに麻痺させていて、
またそれだけでなく、他のギミックが要所要所でしっかり効いているので、
その部分が気にならず、むしろ最後のオチで効果的になってくる。
というか、落ちについては本当にやられたの一言。
友人が勧めてくれただけあって本当に面白かったです。

むしろ、下手に感想を書くとネタバレになるというジレンマ。
興味がある人は読んだ方がいいかと。割と最近の中では群を抜いてオススメでした。