旧(アイマスな)駄目人間の溜り場

(アイマスにはまってる)駄目人間の駄目な毎日。の跡地。

「Wonderful Wonderless」

2009-01-18 06:44:36 | 同人
好きサークル「Laugh Sketch」の波多緒理樹さんの本。サイトはこちら

冬コミの新刊ですが、総集編みたいな感じになっていまして、
今まで出たアイマスコピー本のまとめと書き下ろしが2つほど。
自分も夏コミでのコピー本とか、いくつかは買い逃していたものがあったので、それを見ることができて幸せ。
特に、去年の夏コミで買い逃していた、律子の夏祭りのお話を読めたのはうれしい限り。

んで、書き下ろしの2本ですが、どっちもえらいことになってました。

片方は千早、やよい、あずさ、雪歩の4人のギャグ。
これが本当に酷い。(良い意味で)
だって、1コマ目に映っているのが、ローターですよ?酷いにも程があります。(あくまで良い意味で)
のっけからそれではじまるハイテンポなギャグが最高でした。
「女の子はシンデレラじゃいられない」って一番シンデレラ目指してるあずささんの言葉には
突っ込まざるをえません。
あずささんのみ例のアレが何たるか知っていて、他の3人がそれを教わる、という話なんですが、
全員の使用後が酷すぎて、もう。
あのやよいなら今は許せるレベル。そして、久しぶりに見た、花が散る表現。
色々とほんとに素敵すぎました。

もう一方はガチな千早のシリアス話。
ランクDとCの境目位の千早が仕事帰りにPとの問答話。
その境目故に、千早の家庭環境の方のふっきりが本人ができていなくて、
それで仕事疲れもあって、やや朦朧としつつ、Pと話を、そこで本音が。
てな感じでして。
なんというか、DとCの境目ゆえ、家庭のことを吹っ切りきれていなく、
まだ家庭環境について絶望はしてはいるけれど、希望も残しており、
本人も割り切れていなくて。
それがPとの問答で出てくる、と。

Cランク以上になると、一応本人の中でも大きな区切りができて、
一応吹っ切ることになるんですが、まだそこまでは至らない。
本当に微妙なあたりの千早の扱いがとてもとてもおいしくて、すばらしかったです。
久しぶりに千早のど真ん中ストレートのシリアス話を見たなぁ、と。
劇中に千早がつぶやく一言があるんですが、その一言を千早に言わせているくらいに
ストレートな表現を持ってきた千早話は、自分は初めてみまして、あぁ、いいなぁ。と。

そんなこんな、硬軟織り交ぜほんとに良い本でした。