旧(アイマスな)駄目人間の溜り場

(アイマスにはまってる)駄目人間の駄目な毎日。の跡地。

グッドラック 戦闘妖精・雪風

2009-01-10 11:45:00 | 
前に書いた戦闘妖精・雪風の続刊。
前巻の最後で豪快に雪風にふられてしまった零が、傷心旅行として地球に戻り、再起したり、
リハビリをしてまた雪風と共に飛ぶように。
一方で、ジャムの方も対人間としての戦略を打ち出してきて、いよいよ最終決戦というか、
局面が変わってきて、特殊戦としても立場が大変なことに。
人間対ジャムだけではない戦いになって、ジャム、FAF、特殊戦の三つ巴な感じに。
さらには、ジャムとはなんぞや、人間とはっていう哲学的なっていうか、SFのすきそうなテーマも入ってきててんこ盛り。
っていう感じでして。

本も厚ければ、内容も厚い。
ガッツリ500ページ近いボリュームでした。
とはいえ、内容が内容で、前巻の続きからの怒涛の勢いで読めるので、気にならず。
雪風にふられて駄目になった零や、早すぎる地球への帰還っぷりとか。
新キャラたくさんのドジっ娘担当のフォス大尉とか、旧零役としておいしいところを持っていった桂城少尉。
何気にかわいらしい名前のリディアさんことクーリィ准将の過去話とか、
残念なメイル中尉とか、復活のチキンブロスことバーガディッシュ少尉などなど。
相変わらずおいしいところが盛り沢山でよかったです。

ていうかですね、面白いのは当然何ですが、
終盤になるほど出てくる知性とは、とか、ジャムの正体とは、とか。
逆説的に人間とは?とか、あのあたりが濃いというか、なかなかおもくてですね。
なんていうか、こう、感想とか書きにくいんですよね。
おもしろいんですけど。

これは、身内から借りましたが、自分で本を買って何度も読みたいかも。
そんな感じでした。いや、面白い。
戦闘機とか、空戦とか、AIとかがこのみで、SFが好きな人はみんな読めばいいと思います。

強制的に貸してくれた身内には感謝。