旧(アイマスな)駄目人間の溜り場

(アイマスにはまってる)駄目人間の駄目な毎日。の跡地。

戦闘妖精・雪風<改>

2009-01-09 11:44:24 | 
作者は神林長平という人。有名どころの作品です。
アニメ化して架空機で、ゲーム化とかで……とか、そういう戦闘機物では、
エースコンバットシリーズと同じで、それ以上に必ず名前を聞く話と機体。
雪風の系列です。
正確に言うと、雪風はパーソナルネームらしいので、
シルフとか、スーパーシルフ、メイブが機体の名前として正しいのでしょうが。

身内に雪風にどはまりした人がいまして、そちらから半強制的に借りました、というか、読めと貸されました。
ここ最近は飛行機ものというか、空を飛ぶ話ばかりを読んでいる気が。まぁいいか。

んで、異星人の未確認生物であるジャムからの攻撃を受ける地球防衛のためのフェアリー空軍。
そこのエースパイロットであり、特殊戦の一員の主人公、深井零が、愛機「雪風」にのって……。
というまぁ、SFと飛行機ものと、ってな大枠のお話なんですが。

いやぁ、雪風がかわいいのなんのって。
主人公の零が全力全開で雪風にスキスキオーラを出して、雪風だけいればいい、とか言っているのに、
ツンデレって言うレベルじゃなく、ツンツンな雪風がかっこよすぎる。
特にラストの零を豪快すぎるほどに雪風がふるシーンは最高すぎました。

いや、まともに感想を言えば、トマホーク・ジョンの話での僕は人間ですよね?という問いや。
そういえば、彼はブーメランじゃなく、トマホークだから帰還できなかったのかなぁ、とか考えたり。
残念な英雄、天田少尉の可哀想なエピソード。
それにしてもフライトオフィサの扱い酷すぎじゃない?のチキンブロスの話。
空戦シーン。意思をもつといっていい素敵AI。
いい感じに捻ってきたジャム側の対人間戦略。
というか、ジャム人間のネタ。
等等いいところがたくさんありまして。
すぐに続刊であるグッドラックの方を読み始めることになりました。

ええ、面白かったです。
とはいえ、作者さんが自分で言っているらしいですが、空戦をメインに扱うために、
地上のこととか、舞台設定のこととか、多少アバウトになっているのも事実ですけど。
それにしても、雪風がかわいいので無問題ですが。