させぼ moonlight serenade

自身の取扱説明書です
きっと

優しい記憶

2018-02-19 19:26:44 | 日々のこと


ワタシ



「まみちゃん。」



親しみを込めて

呼んでくれる

ヒト



また

ヒトリ

旅立たれた



八人兄妹

である





一番上



実兄



奥さま



「新潟の伯母ちゃん」




一昨年の秋

新潟へ

四半世紀ぶり



帰省した際

には

変わらない

笑顔



トーン





「まみちゃん、遠いのに よく来てくれたね〜」





手を取って

再会を

歓び合ったっけ




帰る日には

たくさん

お土産を

持たせてくれて




「また、おいでね」




そう

互いに

潤んだ目で

頷き合いながら



その

変わらない

優しい眼差し



幼い頃から

ずっと

見守ってきてくださったコト



感謝しても

しきれないほど

だった







微睡みの中



従兄から

訃報



受け取った時



何故か

何処か

静かに

沁み込むように

その

報せ



理解するコト



できた




先日

大雪の時



従兄から

むかし話



聴いたトコロ

だったからだ




当時

神奈川県川崎市



住んでいた

幼稚園児

だった

ワタシは

たまたま

新潟から

米やら餅やら



持って

訪ねて来てくれた

新潟の伯母ちゃん。



帰り際に

半分冗談で

云った


「まみちゃん 新潟に 一緒に 行くか?」


そんなコトバを

真に受けて

トコトコ

単身

付いて来たらしい!!



従兄

曰く

自営業



なかなか

子どもたちにまで

両親は

手が回らなかっただろうから

末っ子で

甘えん坊だった

ワタシは

きっと

淋しかったんだろう



いう

見識だったようだけれど

それプラス

ワタシは

幼いながらにも

新潟の伯母ちゃん。



信頼していたし

大好きだった

のだ




新潟では

一緒に

お風呂に入った記憶も

いっぱいある



新潟の伯母ちゃん。



おっぱい



母とは

違うモノ



気がして

なんで

そんなカタチしてるの?



真剣に

尋ねたコト



湯上がり



茹でトウモロコシ

やら

瓶のサイダー

やら



たくさん

食べさせてくれたり

ほんとうに

優しくしてもらった記憶

しか

ない

のだ



出来れば

もちろん

もう一度

訪ねて行って

一緒に

お風呂にでも

入りたかったけれど

それは

もう

叶わない




でも

折にふれ

優しい記憶。



体温があるかのように

感覚的に

これからも

蘇るだろう




寒い夜






淋しい夜





ひとり

湯船に浸かる

瞬間






ワタシ



いつか

あんなふうに

なりたいな





大切なヒト



とって

優しい記憶

として

生き続けられる

ヒト






伯母ちゃん

ほんとうに

ありがとう




ゆっくり

ゆっくり

休んでね




どうか

どうか

みんな



見守っていて

くださいね


コメント
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