考えるのが好きだった

徒然でなくても誰だっていろんなことを考える考える考える。だからそれを書きたい。

学年別の指導

2012年03月10日 | 教育
 こんなだと、「使いこなせる英語の習得」という観点でけっこう効果的に勉強出来るようになると思っている。まあ、やってくれればの話。今はこんな風にやってないから、ついつい書いてしまう。(笑)

1年生・・・徹底的に授業重視。教科書の表現、単語等を含め、全部覚える(努力をさせる)。習得すべき事項にえり好みさせない。全部覚えきれるわけがなくても構わない。(というか、「全部出来る」という幻想を取り除かせるのは早いほうが良い。)
      文章読解(論の流れ)の基本を捉えさせる。(3年生まで、すっと。)
      英文は主語+動詞の重要性、動詞の用法に目を向けさせる。
      構文集を持たせ、例文を覚えさせる。というか、英語の勉強では文を意識することが大事だという認識を持たせる。(なかなか覚えない。)
2年生・・・ライティングの授業を大事にする。文法問題をさせてお茶を濁すのではなく、教科書の例文を構文集の文と関連させて覚えさせ、作文は必ず板書させて、自分が書いた英文を自分の力でどのように添削していくかを具体的に教える。英作文を丸暗記で終わらせない。
      自由英作文を書かせる。文法的に正しい文を書かせることが目的と言うより、文章の論の展開を意識させることが目的。(読解に通じるから。)
      昔は、2年生は速読の指導がけっこう重要だと思っていたが、今の生徒は基礎力がぜんぜん足りないから、早期の速読指導は読解の悪いクセを付けそうな気がする。(だいだい、中三の教科書だって、きちんと理解できてない生徒が多いのに、速読は無理。)
      2年3学期くらいに頻出問題集、読解用の自主教材を持たせる。
3年生・・・センターも気になるが、センター練習は春は小出し。夏休みからトレーニング。
      通常の指導は徹底的に二次対策というか、記述問題ができるように、1・2年生の延長で読解の基本に立ち返る読み方を指導する。センターに振り回されない。
      単語集を持たせる。

 そもそも、受験だ何だ言って出来ないのは、高校1年の教科書、文法の副読本のテキストを習得していないから出来ないだけの話である。1年生から単語集を持たせるのは愚の骨頂。
 もう一つ。
 上記を「遅れている」とおっしゃる方もお見えだと思うが、英語はどんな英語であっても主語と動詞で出来ている。この認識がない限り、英語は上達しない。今の生徒ができないのは(理由は多々あるが)、出来ない生徒はとにかく主語+動詞の認識が足りないからである。(だから、覚えたことを使えないのである。)
 口語英語の欠点は、you're も、yourも同じになること(など)である。で、間違えて、わからない、となる。theyも、they'reも、theirも、thereも、themも区別しない生徒は意外に結構存在する。(一応、聞いて知ってはいるが、意外に、いざとなると、間違える。)だって、耳で聞けば日本人の耳には全部「ぜ(ぁ)」だもん。それで、区別しろ、というのは土台無理である。易しい旧帝大合格してしまう子でも、us とour で間違える。
 近年、所有格と目的格をごっちゃにする生徒が多い。私は理由はわからない。
 形容詞と名詞をごっちゃにする生徒も多いが、これは、中学で国語の口語文法をきちんと習ってないからではないかと疑っている。

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