考えるのが好きだった

徒然でなくても誰だっていろんなことを考える考える考える。だからそれを書きたい。

試験前の注意

2010年05月15日 | 教育
 試験前になると、「先生、何が出るんですか?」「どんな風に出るんですか?」など質問が来る。とても不安がる生徒も出てくる。それで、定期試験の「模擬試験」のようなものを配布する先生も見てきた。私は「不親切」だから、「何が出るか?」と問われれば、「知らない」と答えるし、「何をしたらいいのですか?」と問われれば、「教科書全部」と答える。「単語や語句を覚えて、使えるようにし、内容読解も深めて、何を問われても良いように準備してきなさい。」ということである。そう返答をすると、「えー、(ちぇっ)」と露骨に嫌な顔をする生徒も見てきた。そんな生徒はなるべく勉強をせずに点を取る方法を知りたいだけである。
 試験前に不安に思うのは誰でもがそうだ。しかし、学校の試験程度で不安がってどうなるというのだろう。不安だったら、しっかり勉強をすれば良いだけの話である。しっかりと勉強をすれば大抵できる問題だ、と言っているのだから。それに、生徒はとって不安に耐える経験も大事ではないか。たかが学校の試験である。不安がるからといって、不安の根源を絶つべく大人がしゃしゃり出るのはどうかと思う。学校が人生の全てだと教えているようななものだろう。そんなわけない。
 「時間がない。やりきれない。」と言う生徒もいる。これも、しようがない。限りある時間でやれることをやるしかないのだから。復習する時間がないなら、もっと早めに復習をし始めるしかない。とにかく、できる範囲内でできることしか人間はできないことを自分で学ぶしかない。
 注意しておくことが一つあった。「単語や熟語を一生懸命に勉強をしたのに出なかった。だから損をした、とは思わないように。」今日の課題問題は明日の実力問題になる。

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