今日の覚書、集めてみました

いつの間にか、10歳になりました。

たまにはマンセー記事…許せ@テレグラフ

2006-12-26 21:43:13 | Telegraph (UK)
ぎゃあああ。
こ、これは一体誰なんだ(号泣)。
駄目だろう…だ、駄目だよ、スティーヴン…どうしちゃったんだよう(慟哭)。
あの日楽屋口にいた君は何処に行ってしまったのさ(気絶)。


こ、こんなのスティーヴン・フライぢゃないよう。


こういうのとか(Pace Youth Network)。


こういうのとか(24 Hour Museum)。


こういうのとか(UrbanImageには一杯なのだ…うひょ~)。

以前は「スティーヴン・フライの頭はサイコー。でもこの人の声は世界一!」とか言ってても、だあれもわかってくれなかったのだ…くっすん。
「a man with brain the size of Kent(ケント州ぐらいの脳味噌を持った男)」と言われた彼なのに…。
でも今のようなハリポタ大好き世界なら、あのハリポタの読み聴かせCDを吹き込んでいる人だ!と言えば、もちょっと知っている人はいるかもしれないのだ。

ああ、ちなみに。
彼の英語の発音とか喋り方を修得すれば、ヤンキーなんぞいちころである。
女性の皆様、いっとくけどね、上品に聞こえるのはブリティッシュ・イングリッシュだよ。
その参考としては、この人はサイコーなのである。

マルチタレントの代表格だ。
「我が先祖は崖の上からノルマンディーからやってきた野蛮人に『ようこそ、イギリスへ!』と言ってやったのだ」という古い家系に生まれるも、母親がイギリス人とユダヤ系オーストリア人なので、ご本人はクォーター。
Wikiの説明はここにある。
お父様はマイクロウェーブ=電子レンジの発明者。
名門の出だけど、一家揃って究極音痴というフライ家の次男坊であるスティーヴン。
彼の自伝を読めばわかるし、もうあっちこっちでカミングアウトしまくっているので知らない人はいないくらいだが、大学に入る前にカード詐欺で一旦豚箱。
その後一念発起して元々良かった頭を酷使しケンブリッジ大学のクイーンズ・カレッジに入学。

在学中に生涯のパートナー(ゲイのパートナーではない)であるヒュー・ローリーと出会い、今では大女優(もう駄目?)のエマ・トンプソンら同級生と共にケンブリッジ・フットライツというコメディ劇団を作って、エジンバラのフリンジ・フェスティバルで賞をとり、そのまま芸能界。

とはいえ、生来のタレントを活かして小説を書いたり、新聞にコラムを連載したり(それがこのテレグラフなのだ)、役者として活躍したり、映画を撮ったり、もう、大変な活躍だったのだ。

一回蹴躓いたのが、このワタクシも3回しかなかった公演の一つに駆けつけて、楽屋口で本にサインを頂戴して握手とハグとチューまで頂いた、Rick Mayallと共演した『Cell Mate』という劇。
これはまあ、脚本が最悪だったのだけど、酷評に傷つきまくったスティーヴンは失踪。
しばらく行方不明になってしまったわけで…会った翌日だったから酷いショックだったのだ…。

まあ、それでも復帰して、また色々と活躍して…と思っていたら、なんじゃ、最近はこんな事までカミングアウトしていたんだねえ。
『Stephen Fry: The Secret Life of the Manic-Depressive』
要するに、この人は鬱病に長年悩んでいるわけで…う~ん…好きなだけに苦しいのだ。

で、なんでこんなエントリ書いてるんだっけ………あ、そうそう。
年取ったな~って事か(苦笑)。

まあでも、いいよ、スティーヴン。
或る意味、貴方は憧れていた「パイプタバコの似合う男」になったしね。
長年のパートナーもいてくれるわけで。
それに、貴方はまだまだ消えていない…。

持っていった本にサインをしてくれた2月の寒い夜から3年後。
新作出版に当たってタイムス紙が開催した、彼の講演に、同僚と一緒に行って来た。
楽しい2時間の後、長いキュー(列)を見て一瞬躊躇したものの、並んで新作にサインをもらおうとした。
前に立つ。
「名前は?」
「○○です。スペルは○○○○」
「え?」
ケント州サイズの脳味噌の人は、どうやら忘れていなかったらしい。
サインペンを握ったまま、本の内表紙から顔を上げて依頼主の顔を見る。
一瞬の間。
そして、緑がかった青い瞳の焦点が合う。
「あ、君は」
「はい、元気でお帰りになられて嬉しいですよ」
あの時の事を思い出したのだろう。
微かに恥ずかしげな空気を漂わせつつ、嬉しそうに笑ってくれた。
するするとサインをしたため、本を閉じ、渡してくれる。
「ありがとう」
「いえ、こちらこそ。これからも応援しています」
「うん」
「握手、して頂けますか?」
「ええ」
握手した手は3年前の2月の夜と同じで、大きくて、乾いていて、温かかった。

そう、あの人は今も頑張っている。
優れた知性は人類の宝ではないんだろうか?
大事されてしかるべきなのだが、ま、妬み嫉み僻みがデフォの世の中では難しいんだろうなあ。



で、え~と、肝心の記事なんだけど、クイズの数は多いし、記事になっている部分だって訳してもしかたないよ~な感じなので…。



わはは、結局、いつか一度やってやろうと思っていたスティーヴン・フライのマンセー・エントリになってしまった(笑)。
許せ。



つか、こういう仕事も良いけど、スティーヴン、さっさと新作小説出してくれ。
こっちは『Revenge』以来、もう3年ぐらい待ってるんだよ!
ハードバックを輸入してまで読んでンのは龍之介ぐらいだぞ!!!

Merry Quizmas
(メリー・クイズマス)
Telegraphe:23/12/2006
Ho, ho, hmm…Stephen Fry introduces our Christmas quiz
ホゥホゥ、ン~ム…スティーヴン・フライがクリスマス・クイズを出すよ!


問題
解答




↓アンチ・アンチ・ヤマトイズムだ #゜Д゜)!



BBCが世界の良識?嗤わせるな!
BBC the world's conscience? Cut it out!

FCCJが適切公正なら、日本人は今頃褒め称えている。
Should FCCJ be sound & fair, Japanese are now praising them.


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1 コメント

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スティーブン・フライ (苺畑カカシ)
2006-12-27 06:55:24
喜多さんはスティーブン・フライのファンだったんですかあ。

私は彼とヒュー・ローリーが競演したP.G.Woodhouse原作の「ジーブス」で初めて彼の存在をしりました。その後古いテレビシリーズで、「ブラックアター」の存在も知りました。これもローリーと競演してましたね。

それで私は彼がコメディ専門というイメージがあったんですが、彼がAIDSの患者に扮した映画でやっぱりローリーやトンプソンなんかも出てる気の滅入る映画をみて、この人やっぱコメディがあうなと思いました。(実は本やさんで彼の自伝をちょっと立ち読みするまえでは、彼の私生活とか全然しらなかった。)

ところで、パートナーのローリーは今アメリカのテレビシリーズの主役で出ていてむさ苦しいお医者さんの役をして大人気です。これも私個人としては全然イメージがあわないんだけど。
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