★北河内路上通信-the Voice of VoICelESs on roadsides in EastOsaka

 北河内路上通信は大阪北河内において、同地域の野宿者と助け合い、共にあろうとする有志によって始められました。

★雑感

2006-02-14 03:16:04 | 野宿者支援
 大阪市内で「識者」たちが、野宿者問題についてシンポジウムをやるとか。また、それとは別に靭・大阪城公園の暴挙についてなどを資料化するオンライン上の動きもあるとか。前者は大阪で大阪市の「野宿者対策」にデータなどの資料を提供したり、助言を行ってきた大阪市立大学の島らをはじめとする面々やNPO釜ヶ崎支援(?)機構のマツシゲらがドイツ語圏の野宿者支援組織との共同で、神戸や京都の支援組織なども巻き込んで行われるようだ。全く「恥を知れ」といいたい。後者は研究者などを中心にオンライン上に現場の状況を資料提供していくという趣旨のようだが、当人たちのアカデミックな欲求は満たされるとして、それが公開されて誰がどう使っていくのか? ろくでもない政策の資料になるようなものは、ハッキリ言えば迷惑だ。それがたとえ「中立的立場に立つもの」であってもだ! 大阪市にいいように使われてきた御用学者ともいえる大阪市大の学者どもは、長居闘争時やその後のホームレス特措法制定にあたり苦闘を重ねる野宿者や野宿者を支える個々人を誹謗中傷する側の者たちだった。そしてNPO釜ヶ崎支援(?)機構こそは、恥知らずにも運動体を装い、統治機構の委託を受けて釜ヶ崎に君臨する貧民管理の支配機構そのものである。一体、そいつらが集うシンポジウムが何をめざすのか? 本当に、奴らの蠢きにはオゾマシサを感じずにはおれない。 純粋にアカデミックな追究というなら、少なくとも統治機構と手を組むな。 野宿者個々人の不利益になるものも遠慮なく出すという資料のオンライン化は決して統治機構の政治的暴力と無縁ではないということを忘れるな。 5年前の今日、奴らの誹謗中傷のもと、長居闘争は本部テント自主移転という「停戦」の道を選ぶことになった。 しかし、その停戦は大阪市の「これからも粘り強く説得を行っていく」という2.14鍵声明にもあるような意地汚い非正規戦の継続であった。
あの苦闘の日々を生き残った数少ない個々人は言うであろう…「もう、沢山だ!」と。

最新の画像もっと見る