クルディスタン南部
☆スレイマニヤ県Raniaで
叛政府行動続く
KRG(クルディスタン自治政府)を牛耳るKDP(クルド民主党)のみならず、KRGを構成するPUKなどの政党にも矛先が向いたKRG政権退陣と公正な選挙を要求する抗議行動を発端とする叛政府行動や抗議デモがクルディスタン南部KRG域内で行われる中、同地のスレイマニヤ県Raniaでは、KDP支部に続きKRGに議席を持つゴラン運動(変革運動)支部にも抗議住民の怒りの矛先が向き、その建物に”かがり火が灯される”ことになった、という。
Wednesday, 20 Dec 2017
クルディスタン南部KRG域内諸都市で叛政府行動が続く中、2017年12月20日早朝から抗議の住民が、スレイマニヤ県Raniaでは治安部隊が抗議者に多くの死傷者を出した事もあって抗議のために街頭に出た。抗議住民らは朝に社会民主党支部に”かがり火を灯した”後、ゴラン運動支部にも”かがり火を灯した”、という。
Raniaでの12月19日の抗議行動中に、アサイッシュ(治安部隊)が抗議行動に参集した抗議者に銃口を開き、6名を殺害し103名を負傷させていた。負傷者のうち80名は搬送された医療機関に輸血の血液が不足するなどしていたため、重篤な状況である。
以下は現地の状況を伝える一映像のリンク。
Live Video in #Rania #kurdistan pic.twitter.com/h86haL4vYZ
— Idris Al Oso (@Idrisaloso) December 20, 2017