氣楽亭 日乗

大阪生まれで奈良県広陵町の長閑で氣楽な田舎暮らしの氣功師が氣ままに綴る懐かしい昭和の年代記です。

野球盤

2006-01-12 10:18:15 | 懐かしい玩具
昭和33年頃に「野球盤」が「エポック社」から新発売されました。
其れまでの「野球ゲーム」は「双六」か「コリントゲーム」のような素朴な物です。
「エポック社」の「野球盤」は盤面が60cmx60cm位の大きな野球場を模した画期的なボードゲームでした。

「野球盤」が売り出された昭和33年は「長嶋茂雄」が「巨人軍」に入団した年でプロ野球は少年の憧れです。
「月刊漫画雑誌」や「週刊漫画雑誌」には野球選手がグラビアに特集され大人気でした。

「野球盤」が欲しくて早速おねだりします・・・
しかしとても高価で簡単には買って貰えません。
玩具店で1700円位した思い出が有ります。
当時の物価は未だ安くて(給料も安い)「少年マガジン」や「少年サンデー」が30円でした。
ブリキのロボットや「鉄人28号」(現在はプレミア付きで30万円)などが300円位の定価です。
「野球盤」は本当に高嶺の花でした。

しかし言い出したら聞かない私は夏休み前に念願の「野球盤」をとうとう買って貰う事が出来たのです。(亡き両親に感謝

「野球盤」の大きなケースを開けると・・・野球場が有りました。
両軍の選手や審判は小さな木製の「コケシ」です。(後にはプラ製でリアルに成る)
バットは金属製でバネでボールを打てました。
ボールは鉄球でなんと「縫い目」まで有ります。

「エポック社」の「野球盤」は私の「宝物」に成りました。

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