氣楽亭 日乗

大阪生まれで奈良県広陵町の長閑で氣楽な田舎暮らしの氣功師が氣ままに綴る懐かしい昭和の年代記です。

節分

2005-02-03 10:41:29 | 懐かしい思い出
今日は節分です。
節分と言うのは太陰暦(旧暦)で季節を二十四に分け区別しやすくした物なのです。
二十四節気で各々名前が有ります。
節分は季節を分ける為の雑節で春夏秋冬の年間四回節分が有ります。
鬼やらいの為に豆まきをするのが節分では有りません。
恵方を向いての「巻き寿司の丸かぶり」なんて言う行儀の悪い習慣は何処かの誰かさんの陰謀です。
今夜も女房は鰯を焼いて柊の葉を取り巻き寿司を用意するでしょう。
我が家では子供達も成人し豆まきは卒業しました。
村の神主も居ない産土の氏神さまに歳の数だけ豆を半紙に包みお参りします。
夫婦で夜にお参りするのですが・・・豆の数が増えて・・・
最近は豆の数は年齢の端数だけに省略し足りない分は心で報告しています。

亡母は節分も「年越し」と言っていました。
昔は大晦日的な意味合いが有ったのでしょうか?

それと「節分の晩に道で帯や櫛、ベルトを拾うな!」
「誰かの厄落としやから厄まで拾う!」こんな事を言っていた事を思い出します。
最近はこんな習慣も無くなったのか道には空き缶やゴミしか落ちていません。

余談ですが私は幼い時から鬼が好きな変わった子供でした。
祖母からは「あまんじゃく」(天邪鬼)と呼ばれ・・・
仁王様や御不動様に踏みつけられる天邪鬼や、縁の行者に使役される前鬼、後鬼が可哀そうでした。
桃太郎の鬼退治も嫌いでした、好きな童話は「泣いた赤鬼」です。
青鬼の家に訪ねてきた赤鬼が手紙を見て泣く場面は本当に悲しくて泣きました。
子供の頃に節分の豆をまいて「鬼も内!福も内!」と叫んで両親を呆れさせた難儀な気楽亭です。

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