氣楽亭 日乗

大阪生まれで奈良県広陵町の長閑で氣楽な田舎暮らしの氣功師が氣ままに綴る懐かしい昭和の年代記です。

奈良の雑煮

2007-01-02 01:31:08 | 氣に為ること
今住んでいる奈良は亡き母親の郷里です。
母方の里で幼い時から休みには帰省していました。
氣に為る事は正月に食べさせて貰った奈良の「雑煮」です。

関西の「雑煮」は一般に白味噌仕立てで大根、里芋、人参、丸餅、が入っている。
奈良の「雑煮」は白味噌の汁に入っている丸餅を砂糖入りの「黄な粉」に塗して
食べるのです・・・
白味噌の塩辛さと「黄な粉」の甘さが奇妙な美味しさでした。
謂わば「安倍川餅」にして食べるのです。

我が家の「雑煮」は何故か「澄まし仕立て(現在も)」で野菜は「ほうれん草」だ
けで蒲鉾、伊達巻、鶏肉、が入っている。
家内が関東出身なので丸餅と切り餅の両方を揃えています。

「雑煮」は地方色豊かで色々なバージョンが有りますが「奈良の雑煮」は氣に為る。
しかもそれは奈良県全域ではなく北葛城郡の一部の地域限定バージョンみたいです。
我が家では食べられませんので従兄弟の家で御馳走に成るとします。

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2 コメント

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Unknown (プラム)
2007-01-02 19:57:21
気楽亭さん、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

>お雑煮
私は京都ですので白味噌仕立てです。
しかし親戚の家以外では食べたことがありません。
私の母は京都以外の関西出身ですが、
母が作ってくれるお雑煮はお澄まし仕立てです。
母に聞いてみると実家では昔から
お澄まし仕立てだったそうです。
具はみつば、鶏肉、人参、小芋で餅は丸餅でした。
奈良ではきなこ餅を入れるんですね。
ところが違うと中身の具も味も全然違いますね。
鳥取ではあんこ入りの餅を入れると聞いたことがあります。
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黄な粉餅 (氣楽亭)
2007-01-03 17:31:25
プラムさん。
新年明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願いします。

>奈良ではきなこ餅を入れるんですね。

すみません・・・書き方が悪くて誤解を招きました。
黄な粉餅を雑煮には入れません。
白味噌仕立ての雑煮の中の餅を取り出して重箱の「黄な粉」に塗して食べるのです。
奇妙な食べかたで想像を絶する雑煮でした。
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