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223889 菅直人財務相への期待:財務省の特別会計ストックのディスクロージャーを

2010年01月10日 | 経済破局か?市場の軟着陸は可能か?
223889 菅直人財務相への期待:財務省の特別会計ストックのディスクロージャーを
  猛獣王S ( 30代 営業 ) 10/01/10 AM09


『菅直人財務相に期待したいこと』(国会傍聴記by下町の太陽 (政治ブログ))リンクより転載します。
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 ~前略~

【菅さんに期待したい財務省のサイフのディスクロージャー】

そこで、菅財務大臣にお願いしたいのは、

平成22年度本予算には、税外収入(その他収入)として、

財投特会から一般会計に「4兆7752億円」を、
外為特会から一般会計に「2兆8507億円」を繰り入れる、

ことになっていますが、

フローだけでなく、財務省がこの特会にどれだけお金を持っているのかストックのディスクロージャー(情報公開、荷ほどき)を促してほしい。

私が知っている限りでは、外為特会にはナント100兆円(1兆ドル)の外貨があり、そのほとんどがドル建てで、8割近くが財務省短期証券(TB)という日米財務省間の帳簿上のやりとりの債権でだということ。これとは別にすでに円に換金しているお金が19兆円ほどあったと思うのですが、それを今年度の第1次補正(麻生14兆円補正)などで使い切ってしまっているようだ、ということです。

これについては、2008年10月2日、参院の大塚耕平、大久保勉両議員が財務省4階の北側にある「為替市場課」の視察した際に同行したことを同日の民主党代表代行記者会見で明らかにしています。

同日付民主党ニュースhttp://www.dpj.or.jp/news/?num=14186は次のように伝えています。

(抜粋引用はじめ)

また、財務省為替市場課資金管理室視察メンバーと共に同日、為替介入を担当している財務省国際局為替市場課資金管理室を訪れ、特別会計の内部留保(いわゆる埋蔵金)の運用の実情を視察したと報告。「2重の意味で強い関心をもっていたので同行した」と述べ、第一には小沢代表が本会議の代表質問でも述べられたように民主党の新政策に必要な財源の一部を「いわゆる埋蔵金を活用する」と明言していることから現場を訪れ「使えるかどうか」という制度的な問題を掘り下げたことを明らかにした。

さらに、同管理室の特徴的な仕事として、1兆ドルの外貨準備の運用を行っていることに言及。「私自身、運用を直接が財務省が日々行っていることを最近まで知らなかった」としたうえで菅代表代行は、日本円にすると100兆円もの資金を運用し、為替安定のためにドル買いしている点について、「諸外国に比べてドルの保有がGDPに比べても著しく大きくなっている。果たしてそれだけ大きな資金をドルという形で常にもっておかなければならないのか」と問題提起し、そうした資金の実態を国民にオープンにするとともに、本来あるべき姿の活用を行っていきたいと語った。

(抜粋引用おわり)

菅さんは勤続30年ながら、外貨運用を「財務省が日々行っていることを最近まで知らなかった」という“未熟さのディスクロージャー”をしました。菅さんにしては珍しいことで、これは返って、「財務省は伏魔殿だな」という感想を持ちました。

もちろん、ドル建て米国債を安易に取り崩してはいけません。でも、まずはディスクロージャー。「脱官僚」「政治主導」の美名の下に、官僚をいじめたり、無視するようでは困りますが、菅直人に期待するのは、「官僚との大立ち回り」です。それが、菅副総理兼財務大臣の手柄となるのです。

菅直人よ、財務省に突撃せよ!

 ~後略~
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