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223560 絶対にリストラはしないと約束したビル・トッテン氏の大不況の乗り切り策①

2010年01月06日 | 経済破局か?市場の軟着陸は可能か?
223560 絶対にリストラはしないと約束したビル・トッテン氏の大不況の乗り切り策①~年収6割でも週休4日という生き方の極意
  猛獣王S ( 30代 営業 ) 10/01/06 PM04


『絶対にリストラはしないと約束したビル・トッテン社長の不況乗り切り策』(『週刊ダイヤモンド』特別レポート)リンクより転載します。
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景気は二番底に向かう危機にある。底割れの危険すらある。今日の危機を3年前から予感し、社員に警告してきた経営者がいる。ソフトウェア企業、アシストの社長、ビル・トッテン氏だ。たとえ大不況に陥っても、「社員のリストラはしない」と約束し、働き方の変更を着々と進める。著書『「年収6割でも週休4日」という生き方』で明らかにした大不況の乗り切り策とは何か。
(聞き手/「週刊ダイヤモンド」副編集長 大坪亮)


─日本経済の規模が6割にまで縮小する大不況の可能性を唱え、「人員リストラを回避するために今から準備しろ」と提言しています。

 僕は以前から、人員リストラをする経営者を強く非難しています。それは悪いことです。しかし、彼らも、好んでリストラをしているわけではない。業績が急激に悪くなって、仕方なく一部の人を解雇しているのです。

 経営者として問題なのは、危機が訪れる前にリストラを回避するための施策を打っていないことです。なぜ準備しないのか。現状の延長線で、ものごとを考えてしまうからです。これは僕も含めて、人間は皆同じですが、そういう傾向にあることを肝に銘じて、「このままでいいのか」と考える癖をつけることが大切です。特に、多くの人の生活を預かっている経営者は、そうしないといけません。

─社員にはリーマンショックが起きる前から、経済悪化の警告を発していたとのことですが?

 2007年から、社員全員にメールを出して警告して来ました。僕は、決して悲観主義者ではないし、経済の大縮小を望んでいるわけでもない。しかし現状を自分なりに分析すれば、今後、日本経済は6割にまで縮小する可能性はあると思います。とは言え、これは1984年のGDPと同じくらいの規模。きちんと準備すれば対応は可能です。

 ウチの会社(アシスト)はソフトウェア企業なので、コストのほとんどは人件費。売り上げが下がったら、人件費を下げるしか対処策ありません。だから、「現実に減収になったら、給料を減らします」と言っています。ただし、「人員整理のリストラはしません。給料の減額は、僕を含めて、多い人ほど多く減らす累進式に行ないます」と社員に約束しました。

 同時に、在宅勤務や週休3日制度を提案して、仕事のための拘束時間を短縮しようとしています。出社日数を減らせば、平均的な人で往復2時間の通勤時間が減らせます。

─余った時間で、家庭菜園や裁縫、日曜大工を始めることを奨励しています。

 本来、給料を得ることは目標ではなく、幸福や健康が人の目標のはずです。給料が減っても、衣食住に必要なことを自分で賄えば、生活には困らないでしょ?それに、食物を栽培したり、着る物や使う物を自分で作ったりすることは、とても楽しいものです。

 急にそういう生活に変更するのは難しいから、農地代を会社が負担して土地を借り、希望者にそこで菜園をやってもらっています。また、ミシンを買って、指導員を雇い、裁縫の勉強会を催しています。菜園は50人以上の人が、裁縫は10人くらいの人が始めています。

 僕自身は京都の自宅で有機農業をやっています。有機農業のほうがいいと思うけど、社員に強制はしない。農薬や無機肥料を使いたい人は、それらは自分で買って使えばいいことにしています。
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続く

 

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