サラリーマン活力再生

対米追従の政治家・官邸・マスコミ等と闘う「民族派」「国益派」を応援し、「安心して暮らせる社会」を目指すブログ

247744 福島原発の現状~東電記者会見で東電が回答しないことに注目しよう!

2011年03月23日 | アメリカ→官邸・電通→マスコミの日本支配
247744 福島原発の現状~東電記者会見で東電が回答しないことに注目しよう!
 
猛獣王S HP ( 不惑 営業 ) 11/03/23 AM00 【印刷用へ
『福島原発の現状~東電記者会見で東電が回答しないことに注目しよう!』(情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊))リンクより転載します。
----------------------------------------------------------------
16日夜から東電の記者会見にできるだけ欠かさず参加するように心がけてきた。インターネットで東電の発表をみたところ、あまりにも、事実・データの開示が不十分であったため、自ら聞きに行くしかないと思ったからだ。いつまでにどうなるのか、という予測ではなく、作業ができるだけの人的条件(作業員の放射線被ばくの限界)とそれまでに行った作業の具体的な内容をできるだけ詳細に開示する必要があると考えたからだ。

毎回、東電が話したくもないことばかり聞いてきた。

残念ながら、結局、現場の放射線量の詳細な内容、作業員の被ばく量などはいまでもほとんど明らかにされていない。

他方、消防庁、自衛隊は、放水作業時の放射線量、従事者の被ばく量を直ちに明らかにしている。

20日未明の会見でも、東電は、作業現場の放射線量について、4号機の周辺で毎時4ミリシーベルトだとだけ説明した。

そのまま会見が進み、終了しようとした際に、2号機周辺の放射線量について聞いたところ、毎時20ミリシーベルトと答えた。

なぜ、最初から、両方の数値を明らかにしないで、小さい数値だけを出すのだろうか?

また、20日午前中、2号機の格納器内の温度が高く圧力が高いので、ベント(空気抜き)をする可能性があることが保安院で発表され、東電でも発表された。その際、東電は、水を通さないでそのまま格納器内の気体を外へ出すドライベントと、いったん、水を通す方法(ウェットベント)を検討していると説明したが、なぜ、ドライという危険な方法をとるのかの説明はなかった。

ところが、その日の夜の会見で、記者が突っ込んだ結果、水を通す方法が物理的にとれない状態であったことが明らかとなった。あまりに不誠実な対応と言うしかない。危険な状態を隠すのではなく、正確に伝えることが求められている。

…とはいえ、何を東電が答えられていないかから、状況を判断することは可能だと思う。

ニコ生( リンク )や岩上さんのサイト( リンク )で、東電だけでなく、保安院などの会見も全て流している。これらにおける記者の質問と回答を見ていれば、状況が必ずしも簡単なものではないことが分かるはずだ。
 
各自、判断をしてほしい。

もちろん、いまは非常時なのだから、会社の都合はあるだろうが、不利益な情報も開示をしなければ、パニックを助長するだけだ。

そこで、情報開示が不十分な中で考えられる悲観的なシナリオを提供することにします。このシナリオが外れることを期待しています。

シナリオ:

現在の福島原発復旧作業は、復旧作業撤退のための時間稼ぎにすぎない。つまり、東電らの撤収後の原発の処理プラン(海外の納得を得ら得るもの)を策定するまでの間の時間及び周辺住民のさらなる避難の作業計画の立案・準備を行うための時間を稼いでいる。

根拠:

①現場の放射線量、作業員の被ばく量を明らかにしないため、現実にどのくらいの業務が可能なのか、分からない→これを故意の隠ぺいと考えた場合、実際には復旧作業を行うことができないかもしれない。

②ポンプなどの復旧ができるかどうか、この点はやってみないと分からない。→悲観的な見方をすれば、復旧が最終段階であるとは到底言えない。

③処理プランを策定しないまま、東電が現場から撤去することを発表することはできない。なぜならパニックになるから。

④処理プランは前代未聞のことなので、簡単には策定できず、時間稼ぎをする必要はある。

以上のシナリオが違うというなら、東電や政府関係者はきちんと情報を開示してほしい。
----------------------------------------------------------------
 

コメントを投稿