MAVIC マビックのチューブラーホイール HELIUM ヘリウムの整備を行っています
今回はホイールの振れ取りを行います 作業風景をどうぞご覧下さい

MAVIC の軽量完組みホイール HELIUM へリウム 既に 25年は経っています
ここまでにリムセメントを剥離し洗浄まで行いました スポークテンションも
測ってみましたが結構揃っていました 今回は振れ取りを行います


後輪から始めます


これだけ古いホイールは ニップルのネジの固着や
ニップルが接触しているハトメ部分の腐食も考えられます


手作りの少量オイル注しで要所に注油します


スポークとニップルの隙間 奥にはネジが有ります
ハトメとニップルの隙間 この接触部分の抵抗が
ニップルを回すと凄く大きいのが解ります


リムの外側のニップル穴 ネジとニップルの頭に
それぞれ 1滴オイルを注しています

ホイールを回転させて遠心力でオイルを回します

ここで使っているオイルは KURE 5-56 振れ取りの時だけ
必要な潤滑剤です 終われば早く乾燥してくれるのが良いです


手持ちのニップル回し達ですが どれが合うのでしょうか


これですね Park Tool SW40C 2面巾3.2mm
DT, Wheel Smith 等に使います


始めます まずはセンターゲージでホイールの状態を
確認します


振れを取る時にリムをどちらに寄せるかは
センターを確認しておく必要が有ります


センターの狂いは 1mm 弱で 思いの他しっかりしています


リムがやや反フリー側に寄っています 振れを取る時に
フリー側へ寄せるのを意識しながら作業を進めます
その寸法は 0.5mm 程度です


このスポークは雁首が曲がっていないストレートです
ニップルを回す時はスポークホルダーは必ず必要です
これを使わないとニップルと一緒にスポークが回ります


ハトメ付近のアルマイトの色が変わっている所が有ります
スポークの張力でハトメ周りが歪んでいます これ以上
テンションは上げない方が無難です こう言う事も考慮
しながら仕事を進めます

スポークホルダーでしっかりスポークを保持しながら
ニップルを調整します
自作工具ですが ラウンドスポークも強固に掴めます


振れ取りを進め スポークをしごく作業も行います
スポークの交点にオイルを注すと作業がスムーズに
行えます

ホイールの振れ取は横だけでは無く むしろ縦振れの調整に
神経を使います 両方終わったのでセンターを確認します
これでセンターが出ていなければ リムを寄せる作業が必要に
なります OK です 後輪は完了です


フロントホイールもする事は同じです


このホイールのテンションは低いので ニップルの調整は
ほんの僅か回します それでもリムは寄ります 前輪も完了
です

天振れが取れない所が有りました リムを突いているのかも分りません
その辺りは意地になっても仕方が無いので僅かな事は妥協します
横振れは気にならない程度には調整出来ました

一番やっておきたかった振れ取りは終わりました さて次は何をしましょう
美装もしてやりたいと思っています、その前にフリーを分解しましょうか
次回もどうぞお付き合い下さい
前回の記事 【 MAVIC HELIUM スポークテンション 】
今回はホイールの振れ取りを行います 作業風景をどうぞご覧下さい

MAVIC の軽量完組みホイール HELIUM へリウム 既に 25年は経っています
ここまでにリムセメントを剥離し洗浄まで行いました スポークテンションも
測ってみましたが結構揃っていました 今回は振れ取りを行います


後輪から始めます


これだけ古いホイールは ニップルのネジの固着や
ニップルが接触しているハトメ部分の腐食も考えられます


手作りの少量オイル注しで要所に注油します


スポークとニップルの隙間 奥にはネジが有ります
ハトメとニップルの隙間 この接触部分の抵抗が
ニップルを回すと凄く大きいのが解ります


リムの外側のニップル穴 ネジとニップルの頭に
それぞれ 1滴オイルを注しています

ホイールを回転させて遠心力でオイルを回します

ここで使っているオイルは KURE 5-56 振れ取りの時だけ
必要な潤滑剤です 終われば早く乾燥してくれるのが良いです


手持ちのニップル回し達ですが どれが合うのでしょうか


これですね Park Tool SW40C 2面巾3.2mm
DT, Wheel Smith 等に使います


始めます まずはセンターゲージでホイールの状態を
確認します


振れを取る時にリムをどちらに寄せるかは
センターを確認しておく必要が有ります


センターの狂いは 1mm 弱で 思いの他しっかりしています


リムがやや反フリー側に寄っています 振れを取る時に
フリー側へ寄せるのを意識しながら作業を進めます
その寸法は 0.5mm 程度です


このスポークは雁首が曲がっていないストレートです
ニップルを回す時はスポークホルダーは必ず必要です
これを使わないとニップルと一緒にスポークが回ります


ハトメ付近のアルマイトの色が変わっている所が有ります
スポークの張力でハトメ周りが歪んでいます これ以上
テンションは上げない方が無難です こう言う事も考慮
しながら仕事を進めます

スポークホルダーでしっかりスポークを保持しながら
ニップルを調整します
自作工具ですが ラウンドスポークも強固に掴めます


振れ取りを進め スポークをしごく作業も行います
スポークの交点にオイルを注すと作業がスムーズに
行えます

ホイールの振れ取は横だけでは無く むしろ縦振れの調整に
神経を使います 両方終わったのでセンターを確認します
これでセンターが出ていなければ リムを寄せる作業が必要に
なります OK です 後輪は完了です


フロントホイールもする事は同じです


このホイールのテンションは低いので ニップルの調整は
ほんの僅か回します それでもリムは寄ります 前輪も完了
です

天振れが取れない所が有りました リムを突いているのかも分りません
その辺りは意地になっても仕方が無いので僅かな事は妥協します
横振れは気にならない程度には調整出来ました

一番やっておきたかった振れ取りは終わりました さて次は何をしましょう
美装もしてやりたいと思っています、その前にフリーを分解しましょうか
次回もどうぞお付き合い下さい
前回の記事 【 MAVIC HELIUM スポークテンション 】
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