MAVIC マビックのチューブラーホイール HELIUM ヘリウムの整備を行っています
今回はホイールの振れ取りを行います 作業風景をどうぞご覧下さい
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/82/7c20ddcc38a2145bbd68e5e6dbaf34ad.jpg)
MAVIC の軽量完組みホイール HELIUM へリウム 既に 25年は経っています
ここまでにリムセメントを剥離し洗浄まで行いました スポークテンションも
測ってみましたが結構揃っていました 今回は振れ取りを行います
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/ba/675b4c5efa8052e3bf4ef1178113094b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/86/c11d01df98de267ac9763061aa68e2bc.jpg)
後輪から始めます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/3b/65cfbec8c1330f818080c76bc3ec5070.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/b4/6d0d3209fac316c00c08b9c3f7eb8091.jpg)
これだけ古いホイールは ニップルのネジの固着や
ニップルが接触しているハトメ部分の腐食も考えられます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/00/fd014c2c45eec39774d6210ac4088389.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/7b/c9b2620c458261d58891acf964210820.jpg)
手作りの少量オイル注しで要所に注油します
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/94/848f1c391a5436b6c9ea214011de0585.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/ea/6bd9f4ce64c552d83fef2b148a133ae3.jpg)
スポークとニップルの隙間 奥にはネジが有ります
ハトメとニップルの隙間 この接触部分の抵抗が
ニップルを回すと凄く大きいのが解ります
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/ab/7be1fdf2508129702959228d4f5fe653.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/1f/e8a02ad06880007a079b0b1163a2242a.jpg)
リムの外側のニップル穴 ネジとニップルの頭に
それぞれ 1滴オイルを注しています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/67/523d8313161b6607bdf1419523b198ad.jpg)
ホイールを回転させて遠心力でオイルを回します
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/bf/68081db8fcdcacff467d04cf89a455e8.jpg)
ここで使っているオイルは KURE 5-56 振れ取りの時だけ
必要な潤滑剤です 終われば早く乾燥してくれるのが良いです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/f9/ac37298b719b31322a5850aaabf38288.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/b5/8b46134924e369ddeb97e02b65336132.jpg)
手持ちのニップル回し達ですが どれが合うのでしょうか
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/02/cace1371303ecf6ca757b47e5276cdc2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/38/d8ce890b1474595cb7f73b792456726c.jpg)
これですね Park Tool SW40C 2面巾3.2mm
DT, Wheel Smith 等に使います
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/4e/79d534c0840d121ec5dd7faf6c96624f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/7b/002391b2adcf8496c5001ac552ee3adf.jpg)
始めます まずはセンターゲージでホイールの状態を
確認します
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/dc/4ea3538aa1ddbda2a992ff3b8795a163.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/4e/b95c667cd8787b514f36ee07870c6f91.jpg)
振れを取る時にリムをどちらに寄せるかは
センターを確認しておく必要が有ります
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/d6/6d6c6c8dfe31e2acbc9322a1e3130686.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/04/81a00ae890dc3ff739dc0c1a415e8cff.jpg)
センターの狂いは 1mm 弱で 思いの他しっかりしています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/0f/e91ab76b23bdfa483b98fd7ee39872e8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/92/af1a50cd2a0e40baef19161c1642e628.jpg)
リムがやや反フリー側に寄っています 振れを取る時に
フリー側へ寄せるのを意識しながら作業を進めます
その寸法は 0.5mm 程度です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/e0/4f80dab57254ebf103f76460e6dd14be.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/7b/c0971e58b3c77fced5400fef76ab4534.jpg)
このスポークは雁首が曲がっていないストレートです
ニップルを回す時はスポークホルダーは必ず必要です
これを使わないとニップルと一緒にスポークが回ります
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/8f/690eae28435baa982d34cb42a5f0cf0d.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/9d/c918efb921d5c3a74c622902235a3e7c.jpg)
ハトメ付近のアルマイトの色が変わっている所が有ります
スポークの張力でハトメ周りが歪んでいます これ以上
テンションは上げない方が無難です こう言う事も考慮
しながら仕事を進めます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/c1/1a3a5635e678b364365225f017bce5cb.jpg)
スポークホルダーでしっかりスポークを保持しながら
ニップルを調整します
自作工具ですが ラウンドスポークも強固に掴めます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/00/dd7385a043fc70b2325ffa09d326efd3.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/af/e10161e891e9f88b607d2da987b8b05d.jpg)
振れ取りを進め スポークをしごく作業も行います
スポークの交点にオイルを注すと作業がスムーズに
行えます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/aa/8ed30b81c8166383e185a80e4a71c225.jpg)
ホイールの振れ取は横だけでは無く むしろ縦振れの調整に
神経を使います 両方終わったのでセンターを確認します
これでセンターが出ていなければ リムを寄せる作業が必要に
なります OK です 後輪は完了です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/60/59e095c391286d694403b1758b27e808.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/9f/e771c6a777f1d7fd1951c7252c05cf22.jpg)
フロントホイールもする事は同じです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/ee/30aca3fbbe1b86c94786ff01be943ae3.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/21/d712b350dd862f56dd6fa4192231697f.jpg)
このホイールのテンションは低いので ニップルの調整は
ほんの僅か回します それでもリムは寄ります 前輪も完了
です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/94/79ab01a99c5fa29bb2f07bc5e5b2d0a8.jpg)
天振れが取れない所が有りました リムを突いているのかも分りません
その辺りは意地になっても仕方が無いので僅かな事は妥協します
横振れは気にならない程度には調整出来ました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/10/73990d892e56a1329654f2a1fc1c8edf.jpg)
一番やっておきたかった振れ取りは終わりました さて次は何をしましょう
美装もしてやりたいと思っています、その前にフリーを分解しましょうか
次回もどうぞお付き合い下さい
前回の記事 【 MAVIC HELIUM スポークテンション 】
今回はホイールの振れ取りを行います 作業風景をどうぞご覧下さい
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/82/7c20ddcc38a2145bbd68e5e6dbaf34ad.jpg)
MAVIC の軽量完組みホイール HELIUM へリウム 既に 25年は経っています
ここまでにリムセメントを剥離し洗浄まで行いました スポークテンションも
測ってみましたが結構揃っていました 今回は振れ取りを行います
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/ba/675b4c5efa8052e3bf4ef1178113094b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/86/c11d01df98de267ac9763061aa68e2bc.jpg)
後輪から始めます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/3b/65cfbec8c1330f818080c76bc3ec5070.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/b4/6d0d3209fac316c00c08b9c3f7eb8091.jpg)
これだけ古いホイールは ニップルのネジの固着や
ニップルが接触しているハトメ部分の腐食も考えられます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/00/fd014c2c45eec39774d6210ac4088389.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/7b/c9b2620c458261d58891acf964210820.jpg)
手作りの少量オイル注しで要所に注油します
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/94/848f1c391a5436b6c9ea214011de0585.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/ea/6bd9f4ce64c552d83fef2b148a133ae3.jpg)
スポークとニップルの隙間 奥にはネジが有ります
ハトメとニップルの隙間 この接触部分の抵抗が
ニップルを回すと凄く大きいのが解ります
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/ab/7be1fdf2508129702959228d4f5fe653.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/1f/e8a02ad06880007a079b0b1163a2242a.jpg)
リムの外側のニップル穴 ネジとニップルの頭に
それぞれ 1滴オイルを注しています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/67/523d8313161b6607bdf1419523b198ad.jpg)
ホイールを回転させて遠心力でオイルを回します
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/bf/68081db8fcdcacff467d04cf89a455e8.jpg)
ここで使っているオイルは KURE 5-56 振れ取りの時だけ
必要な潤滑剤です 終われば早く乾燥してくれるのが良いです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/f9/ac37298b719b31322a5850aaabf38288.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/b5/8b46134924e369ddeb97e02b65336132.jpg)
手持ちのニップル回し達ですが どれが合うのでしょうか
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/02/cace1371303ecf6ca757b47e5276cdc2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/38/d8ce890b1474595cb7f73b792456726c.jpg)
これですね Park Tool SW40C 2面巾3.2mm
DT, Wheel Smith 等に使います
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/4e/79d534c0840d121ec5dd7faf6c96624f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/7b/002391b2adcf8496c5001ac552ee3adf.jpg)
始めます まずはセンターゲージでホイールの状態を
確認します
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/dc/4ea3538aa1ddbda2a992ff3b8795a163.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/4e/b95c667cd8787b514f36ee07870c6f91.jpg)
振れを取る時にリムをどちらに寄せるかは
センターを確認しておく必要が有ります
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/d6/6d6c6c8dfe31e2acbc9322a1e3130686.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/04/81a00ae890dc3ff739dc0c1a415e8cff.jpg)
センターの狂いは 1mm 弱で 思いの他しっかりしています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/0f/e91ab76b23bdfa483b98fd7ee39872e8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/92/af1a50cd2a0e40baef19161c1642e628.jpg)
リムがやや反フリー側に寄っています 振れを取る時に
フリー側へ寄せるのを意識しながら作業を進めます
その寸法は 0.5mm 程度です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/e0/4f80dab57254ebf103f76460e6dd14be.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/7b/c0971e58b3c77fced5400fef76ab4534.jpg)
このスポークは雁首が曲がっていないストレートです
ニップルを回す時はスポークホルダーは必ず必要です
これを使わないとニップルと一緒にスポークが回ります
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/8f/690eae28435baa982d34cb42a5f0cf0d.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/9d/c918efb921d5c3a74c622902235a3e7c.jpg)
ハトメ付近のアルマイトの色が変わっている所が有ります
スポークの張力でハトメ周りが歪んでいます これ以上
テンションは上げない方が無難です こう言う事も考慮
しながら仕事を進めます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/c1/1a3a5635e678b364365225f017bce5cb.jpg)
スポークホルダーでしっかりスポークを保持しながら
ニップルを調整します
自作工具ですが ラウンドスポークも強固に掴めます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/00/dd7385a043fc70b2325ffa09d326efd3.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/af/e10161e891e9f88b607d2da987b8b05d.jpg)
振れ取りを進め スポークをしごく作業も行います
スポークの交点にオイルを注すと作業がスムーズに
行えます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/aa/8ed30b81c8166383e185a80e4a71c225.jpg)
ホイールの振れ取は横だけでは無く むしろ縦振れの調整に
神経を使います 両方終わったのでセンターを確認します
これでセンターが出ていなければ リムを寄せる作業が必要に
なります OK です 後輪は完了です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/60/59e095c391286d694403b1758b27e808.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/9f/e771c6a777f1d7fd1951c7252c05cf22.jpg)
フロントホイールもする事は同じです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/ee/30aca3fbbe1b86c94786ff01be943ae3.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/21/d712b350dd862f56dd6fa4192231697f.jpg)
このホイールのテンションは低いので ニップルの調整は
ほんの僅か回します それでもリムは寄ります 前輪も完了
です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/94/79ab01a99c5fa29bb2f07bc5e5b2d0a8.jpg)
天振れが取れない所が有りました リムを突いているのかも分りません
その辺りは意地になっても仕方が無いので僅かな事は妥協します
横振れは気にならない程度には調整出来ました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/10/73990d892e56a1329654f2a1fc1c8edf.jpg)
一番やっておきたかった振れ取りは終わりました さて次は何をしましょう
美装もしてやりたいと思っています、その前にフリーを分解しましょうか
次回もどうぞお付き合い下さい
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