最近のロードバイクなどのチェーンの繋ぎに良く使われるコネクトリンクの一つミッシングリンクですが
これを新しい物に交換します また何回使えるのかと良く言われますがそれにも少し触れてみます
私のロードレーサーには 10速のシマノ用を使っています Missing Link とはチェーンのメーカー
KMC が出している商品名です シマノの純正は クイックリンクと呼びます 他社にも類似した物が有り
それらを総称してコネクトリンク或いはマスターリンクと呼んでいます
このミッシングリンクの脱着は何回まで行えるかと良く話題になりますが
パッケージには 3~5 回と書かれています これについては概ねその程度だと思います
私のチェーンは手入れをし絶えず良い状態にしています 新品から 1870km 程度の走行距離で
チェーンに大きく負担が掛る様な乗り方はしていません しかし先日からコネクトリンクの脱着工具の
試用を何度か繰り返していると この様にプレートが開いて来ました、加えて装着時の手応えが殆んど有りません
当然使用状況でも交換時期は変ると思いますが、それ以上に脱着を繰り返す事でピンを銜える部分に
僅かな突起(膨らみ)が有りますが それが痩せて装着感の手応えも無くなりこの様な状態になるのだと感じます
いずれにしろ目視では今回の様なプレートの隙間、脱着時にピンが収まる時に感じる手応えそれが無くなると
ミッシングリンクの交換時期ですね
ミッシングリンクのピン装着部のわずかな突起(膨らみ)
脱着を繰り返すとこれが痩せて来ます
では新しいミッシングリンクに交換します チェーンはインナートップに
掛けておきます チェーンのテンションが低く仕事がやり易いです
ミッシングリンクの交換はチェーンステーの下で行います
これに決まりは無いので自分のやり易い所で構いません
マスターリンクプライヤーをセットしハンドルを握ります
リンクのピンが引き寄せられました
これでミッシングリンクを外す事が出来ます
チェーンが切れたので新しいミッシングリンクを用意します
新しいミッシングリンクは使う前に良く観察して下さい
まれに歪んでいる物が有ります その様な物はトラブルの
原因になります 使わない方が賢明です
チェーンフィキサーとかチェーンフッカーと呼ばれる道具です
これが無くても出来ますが有れば両手が自由に使えます
ミッシングリンクの装着部は異物を挟まない様に
綺麗に拭き取ります これは切ったチェーンの後ろ側です
そこへチェーンの裏側からミッシングリンクのピンを
差し込みます
前側も同じ様に進めて行きます
こちらはミッシングリンクのピンはチェーンの表側から
差し込みます
ここで両方のピンをミッシングリンクのプレートに差し込みます
工具をセットします これでハンドルを拡げるとミッシングリンクの
ピンが固定位置に移動します
これは誰でも出来る作業ですがミッシングリンクに与えるダメージが
少ない方法も有り ここは繋ぎ方で技術の差が出る部分でも有ります
ミッシングリンクのプレートを指で挟み付けます
プレートを強く指で挟んだまま工具を開きます
これでミッシングリンクの取り付けが出来ました
※ プレートを強く挟み付けながら工具を使うこれは大切な事です
外す時も同様に行います
工具を外し繋ぎ部分の動き方をチェックします
ミッシングリンクにオイルを注しておきます
SPIN スピンのオイルです
チェーンフッカーを外しました
交換前の様にプレートは開いていません
変速をして不具合が無いかチェックします
変速も問題無く行えます
ここで方向の事
コネクトリンクの装着方向はシマノの様に部品に矢印が刻まれている物は
それに従えば結構ですが ミッシングリンクの装着方向はパッケージの裏に
作業手順が書かれています、しかしこれではチェーンステーの上下どちらでの
作業か解らず それに依って装着方向が変ります
これに付いて以前トラブルが少ないであろう方向の検証をしています
装着方向はチェーンステーの上でこの方向になるのが良いと思います
その時の考察記事も良ければご覧下さい
過去記事、今でも多くのアクセスが有ります 【 ミッシングリンクの 取付け方向 】
ミッシングリンクを使う以上便利な反面トラブルになる可能性は有ります
脱着を繰り返し甘くなった物はチェーンにテンションが掛っていない時に
チェーンが暴れたり幾つかの条件が揃うと必ず外れます そう言う事を
防ぐ為にも絶えず異常がないかの気配りは必要ですね
関連記事 【 ミッシングリンクの 歪み 】
これを新しい物に交換します また何回使えるのかと良く言われますがそれにも少し触れてみます
私のロードレーサーには 10速のシマノ用を使っています Missing Link とはチェーンのメーカー
KMC が出している商品名です シマノの純正は クイックリンクと呼びます 他社にも類似した物が有り
それらを総称してコネクトリンク或いはマスターリンクと呼んでいます
このミッシングリンクの脱着は何回まで行えるかと良く話題になりますが
パッケージには 3~5 回と書かれています これについては概ねその程度だと思います
私のチェーンは手入れをし絶えず良い状態にしています 新品から 1870km 程度の走行距離で
チェーンに大きく負担が掛る様な乗り方はしていません しかし先日からコネクトリンクの脱着工具の
試用を何度か繰り返していると この様にプレートが開いて来ました、加えて装着時の手応えが殆んど有りません
当然使用状況でも交換時期は変ると思いますが、それ以上に脱着を繰り返す事でピンを銜える部分に
僅かな突起(膨らみ)が有りますが それが痩せて装着感の手応えも無くなりこの様な状態になるのだと感じます
いずれにしろ目視では今回の様なプレートの隙間、脱着時にピンが収まる時に感じる手応えそれが無くなると
ミッシングリンクの交換時期ですね
ミッシングリンクのピン装着部のわずかな突起(膨らみ)
脱着を繰り返すとこれが痩せて来ます
では新しいミッシングリンクに交換します チェーンはインナートップに
掛けておきます チェーンのテンションが低く仕事がやり易いです
ミッシングリンクの交換はチェーンステーの下で行います
これに決まりは無いので自分のやり易い所で構いません
マスターリンクプライヤーをセットしハンドルを握ります
リンクのピンが引き寄せられました
これでミッシングリンクを外す事が出来ます
チェーンが切れたので新しいミッシングリンクを用意します
新しいミッシングリンクは使う前に良く観察して下さい
まれに歪んでいる物が有ります その様な物はトラブルの
原因になります 使わない方が賢明です
チェーンフィキサーとかチェーンフッカーと呼ばれる道具です
これが無くても出来ますが有れば両手が自由に使えます
ミッシングリンクの装着部は異物を挟まない様に
綺麗に拭き取ります これは切ったチェーンの後ろ側です
そこへチェーンの裏側からミッシングリンクのピンを
差し込みます
前側も同じ様に進めて行きます
こちらはミッシングリンクのピンはチェーンの表側から
差し込みます
ここで両方のピンをミッシングリンクのプレートに差し込みます
工具をセットします これでハンドルを拡げるとミッシングリンクの
ピンが固定位置に移動します
これは誰でも出来る作業ですがミッシングリンクに与えるダメージが
少ない方法も有り ここは繋ぎ方で技術の差が出る部分でも有ります
ミッシングリンクのプレートを指で挟み付けます
プレートを強く指で挟んだまま工具を開きます
これでミッシングリンクの取り付けが出来ました
※ プレートを強く挟み付けながら工具を使うこれは大切な事です
外す時も同様に行います
工具を外し繋ぎ部分の動き方をチェックします
ミッシングリンクにオイルを注しておきます
SPIN スピンのオイルです
チェーンフッカーを外しました
交換前の様にプレートは開いていません
変速をして不具合が無いかチェックします
変速も問題無く行えます
ここで方向の事
コネクトリンクの装着方向はシマノの様に部品に矢印が刻まれている物は
それに従えば結構ですが ミッシングリンクの装着方向はパッケージの裏に
作業手順が書かれています、しかしこれではチェーンステーの上下どちらでの
作業か解らず それに依って装着方向が変ります
これに付いて以前トラブルが少ないであろう方向の検証をしています
装着方向はチェーンステーの上でこの方向になるのが良いと思います
その時の考察記事も良ければご覧下さい
過去記事、今でも多くのアクセスが有ります 【 ミッシングリンクの 取付け方向 】
ミッシングリンクを使う以上便利な反面トラブルになる可能性は有ります
脱着を繰り返し甘くなった物はチェーンにテンションが掛っていない時に
チェーンが暴れたり幾つかの条件が揃うと必ず外れます そう言う事を
防ぐ為にも絶えず異常がないかの気配りは必要ですね
関連記事 【 ミッシングリンクの 歪み 】
早速のご回答有難うございます。
「ミッシングリンクの取り付け方向」と合わせて読ませていただきました。
丁寧なご説明でよく理解することが出来ました。
私も今迄は装着の時、仰る様に後輪が動かない様にして ミッシングリンクをチェーンステーの上に持って来てペダルを押し込んでいました
特にそれで問題は無いと思っていましたが 頻繁にミッシングリンクの脱着を行うメカニックに 両方から挟み込んで工具を使った方が寿命が延びると講義を受けました やってみると確かにこの方が良さそうです
今回コメントを頂いた方はひょっとすると King さんでしょうか・・
色々と考え実戦して見るのも無駄にはならないと思います
またご質問など有りましたらコメントを下されば分る範囲でお答えさせて頂きます
綺麗な写真といい、分かり易い文章といい、誰に見られるかも知れないブログとはこういうふうに丁寧に書かなければ・・・ という作業マニュアルの手本のようなサイト、技術だけでなく、お人柄が伝わってくる文章を、いつも感心して拝見しています。
全くそのお礼にはなりませんが、ちょっと心配させてしまったお詫びに(もなりませんが・・・)、ほかの人の役に立つようなことは『なにも書いていない』私のブログを紹介いたします。
http://livelikethewind.blog.fc2.com
頂いたコメントの内容が 先日 King = 三浦恭資さん(オリンピック選手~指導者、メカニック )とやり取りした話と良く似ていたので そうなのかと思い失礼しました
貼って頂いた貴ブログも見せて頂きました 特にメンテナンス関係は上手く書かれていますね読んでいて面白かったです
有難うございました これからも宜しくお願い致します
ミッシングリンクの外し方ですが、私は工具を使いません。(持ってません)手術用のゴム手袋をはめてリンクをギュ~っとつまんで左右にずらすとあっさり外れます!はめる時も同じです。コレはどこかのWEBサイトで知った方法です。この方法だと接続&脱着に無駄な圧力がかからず何度でも使える、とあり、以来この方法で行っております。お試しあれ!
仰っている方法は ミッシングリンクの左右のインナーリンク アウターリンクを手で掴むと言う事ですよね
当然その様な方法も自分の自転車や 整備テーブルの上で試していますが
工具を使った時と比べ、チェーンの縦横両方に捩じる力が加わる事も有り私には凄く不安が有ります
出先でのトラブルにはその様な対処が必要な事も有るかも分りませんが 整備環境が整った所では専用工具を使った方が確実な作業が出来ると私は感じます
折角教えて頂きましたが 私の所に寄ってくれる知人や選手の自転車には出来ない方法です
5年ぐらい前の記事にたどり着きました。私も数年前から万一のトラブルに備えてミッシングリンクを積んで走ってます。今でもチェーンの洗浄は私が作った小さな灯油の入った容器の中を、ガラガラ言わせながら回す方法で行っていますが、結構準備や後片付けが大変です。もっと頻繁に洗おうとすると、ミッシングリンクの方が良いのかなって思うようになってます。また、新しい情報がありましたらご案内ください。寒い日が続いています、お体ご自愛下さい。そろそろ単管パイプ自転車置き場のブログを書こうかなって、寒空を眺めながら・・・。
ただ 扱い方に依って寿命も変るのも確かな処です
そうですね、以前の 3/32のチェーンなら釘と石を拾ってくればその場凌ぎは出来ましたが このナロータイプはミッシングリンクを持って走るのが正解だと思います