Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ビバロ ピスト レストア チェンホイール取り外し

2009-12-05 22:01:04 | 自転車 レストア ピスト
昨日、倒立台に乗せ前後のホイールを外した VIVALO ビバロの
自転車 今日から分解します 整備の方法を良くご存知の方も
いらっしゃると思いますが これから整備を始める方達にも
解り易い様に、作業風景を細かく紹介して行きたいと思います




前回はこの後で洗浄剤の効果などを試していたので
ここまでで終わっていました





昨日の倒立台では出来ない整備も有りますので 今日は何時もの様に
メンテスタンドを使い作業を進めます






この状態からまず外すのはペダル 先にクランクを外してしまうと
後で困る事になります 使う工具はペダルレンチ 専用工具が無ければ
15mm のスパナでも良いですよ

ペダルは 右側は正ネジ 左は逆ネジです






外したペダルは Campagnolo カンパニョーロのピスト用
使った工具はカンパの B.B小物右ワンとペダルの併用レンチで
カンパのツールカタログでは UT-BB030 です






次はチェーンを切りましょう あまり良い状態じゃないですね
このチェーンを復活させるのは無理かも・・・








チェーン切り工具をチェーンにセットし ハンドルを捻じ込んで
行きます 
最近のロード用の多段用チェーンは一度抜いたピンは使いませんが
厚歯用の 1/8 や薄歯用の 3/32 のチェーンはピンを再利用します

よって このピンはアウタープレートから抜いてしまわず 写真の
様にプレートに残しておきます これはチェーンを切る時の手応えが
頼りの作業です




寄り道



自転車からリアホイールを外すと チェーンが垂れ下がります
その状態では整備がし難いので この様なチェーンテンショナーを
使います 樹脂製の簡単な物が売っていますが 写真の物は自作です

チェーンテンショナー製作風景 【 自作 こんなのあれば便利 】




次はチェンホイールを外しましょう
コッターレス クランクのマイティコンペです








クランクの中心に有る フィキシングボルトを外します
使う工具は 15mm レンチ 普通のソケットレンチは肉厚が有り
この場所に納まらないので専用工具が必要です 

今回はカンパ を使いましたが SUGINO スギノからも同じ形状の
物が出ていますね
このボルトは左右共 正ネジです 古いスギノのマイティコンペは
14mm ですから良く確認して下さい






フィキシングボルトが外れたら 次に使う工具はコッターレス抜き工具
これをクランクの内側に切って有るネジに ねじ込みます クランクの
このネジはピッチが細かく 良く線切りをするので注意が必要です

ネジは正ネジ 使った工具はカンパ UT-FC060






今ねじ込んだ抜き工具の 内側六角にレンチを掛け奥までねじ込みます
次に工具外側の六角にレンチを掛け クランクを持ちこの外側ボルトを
ねじ込んで行きます これで除々にクランクが抜けてきます

ここで使ったレンチはフィキシングボルトでも使った カンパ 15mmレンチ
UT-FC050 ピスト用ハブの ハブナットにも使える便利な工具です







これでクランクが外れました 最近のロードでは使う事が少なくなった
四角テーパーのコッターレスクランク ピストではまだ良く使われています
今回の作業手順、初めてクランクを外す方のお役に立てば幸いです

さて今日はここまで 全部分解するまでもうしばらくお付き合い下さい

コメント (2)
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