Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ビバロ ピストフレーム 塗装 剥離

2009-12-10 20:19:20 | 自転車 レストア ピスト
前回で全部、分解が終わった VIVALO ビバロのピストレーサー
フレーム塗装の塗り替えから始める事にします 再塗装の最初の
作業は塗装の剥離 今回はこの作業風景です いよいよレストア
らしい作業が始まります






塗装を剥がすと言っても 事前準備はしっかりとやります
自転車に限らず塗装の作業に油は大敵 フレームの油脂分は
この段階で除去しておきましょう






フレームの脱脂は塗装の直前にすれば良いのですが
塗装前の作業時も なるべく油脂はフレームに近づけたく
有りません




フレームを洗い油で脱脂をした後 再度、マジックリンで
フレームを洗い完全に油脂分を除去しました




さてフレーム塗装の剥離を始めます 今回は現在の塗装を
完全に剥がしてしまいます






このフレームは塗装の下地に一部メッキをしている所が有り
サンドペーパーを使えないので 今回は剥離剤を使います






剥離剤を容器に取り 刷毛でフレーム全体に塗ります
かなり刺激の強い溶剤で 顔などに付くとピリピリします




塗装の状態や気温に依っても効果は変りますが 10~20分
放置します








見事と言うか、自転車が可哀想と言うか 塗装がこの様な
状態になります
今回はクロモリのフレームだから剥離剤を使いましたが
接着剤を使ったフレームやカーボンには絶対に使っては
いけませんね






浮いた塗装を剥がして行きましょう






塗装を剥がす時 フレームに深い傷を付けると塗装をした時に
それが表に出ますから 傷は付けない様に気を付けましょう








剥離作業の最後は 剥離剤を良く洗い流します
この時、水分は直ぐに拭き取ります 水分を残すと
鉄の地肌は数分で錆が発生します

剥離剤を使ったからと言って 塗装が完全に剥がれる訳ではなく
一部塗装が残る所も有ります これは塗装の下地処理の時に
また調整しましょう





塗装の剥離が終わった VIVALO ビバロのピストフレーム
この地肌がむき出しの状態で長く置いておくのは良く有りません

次は塗装前の下地処理と錆止めを兼ねた下塗り サフェーサーまで
吹いてしまいたいですね

コメント (10)
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