Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ビバロ ピストフレーム 塗装 下塗り

2009-12-12 20:17:15 | 自転車 レストア ピスト
前回塗装の下地処理をした ビバロのピストフレーム
今回は本塗装をする前の工程 錆止めを兼ねた下塗りをします
この塗料を吹く事で 錆を押えるのと同時に上塗り塗装の食い付きが
良くなります




自転車のフレームはパイプを含め 複数の部品から
製造されています その構成部品を見てみましょう






回転工具を使い磨きを掛けた ハンガーシェル
競輪競走で使う事が許された NJS の認定を示す刻印が有ります
ただ VIVALO は現在 NJS登録はされていません






1970年の製造を示す刻印 VIVALO ビバロが創業されたのが
1969年 創業間もない頃のフレームですね この頃はアマチュアの
オリンピック選手や 重賞競輪の覇者などの選手が 良く工場に来て
いました

ハンガーシェルとラグは CINELLI チネリです 私も以前に乗っていた
CHERUIM ケルビムのフレームに使っていましたが 綺麗な形をした
イタリアンカットのラグです






フロントとバックエンド小物は Campagnolo カンパニョーロ
この頃には国産の爪も有りましたが やはりこのカンパは綺麗ですね






それでは 塗装の下塗りに掛かりましょう
塗装は フレームに付着した油脂分は大敵 塗装が弾いて
全く乗りません ラッカーシンナーで徹底的に油脂分を除去
します




埃も困り者です 誇りが付いていると塗装を仕上げた時
全て表面に出てしまいます ブロワーで埃を吹き飛ばします




塗装をしたくない部分には マスキングテープで養生します
今回はバックエンドのハブナットが当る場所だけ メッキを
残すつもりです






下塗り塗料は カースプレー 塗装の食い付きを良くする
サフェーサー 私は上塗りも含め、カースプレーを使います
このスプレーは粒子が細かく 仕上がりが綺麗ですね




今回は 本人の希望でフレームの仕上げは 白 
サフェーサーはグレーも有るのですが 上塗りの発色が良いので 
下塗りもホワイトを選びました





CINELLI チネリのラグ ビルダーの日下氏の手も入っている
でしょうが 無駄の無い綺麗な形ですよね

サフェーサー 何時もカースプレーは Holts ホルツを使うのですが
今回は SOFT 99 を使ってみました
これが使い難いのなんのって・・・塗料がシャブシャブで凄く柔らかい
何時もの感覚で塗料を吹いたら タレタレ 参りました





下塗りが終わったピストフレーム これで充分綺麗じゃない(笑)
ここで失敗するとは思わなかったですが 少し垂れた部分の調整
これは慌てても仕方が無い 今の段階ならどの様にでも出来ます 
下塗りの調整の為に良く乾燥させましょう

その間にする事は沢山有ります さて何を触ろうかな・・・ 

コメント (3)
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