年の初め『きむら』でお宝キモノを求めたのは、この日のためでした。春の大垣・奥の細道結びの地にて、キモノ仲間とお花見をしてまいりました!
この日の天気予報は午後から雨。でもきっとなんとかなるわ、わたくし晴女。ランチを終えてでかけた水門川船町港。降るなよ~と念じつつお花見開始です。
桜の花は、わたくしたちを待っていたかのような満開。思わず笑みがこぼれます。
そして、ずらり揃った名花でございます。どだ!と誰にともなく自慢したくなってしまうような。白雪ママさん・トモさん・フミさん・わたくし・mayさん・おーこさん・ぶるちゃん。細雪四姉妹ならぬ七姉妹です。えーと、ヨシナガサユリは誰だ?
お花見って、どうしてこうテンション上がるんでしょ。わあわあきゃあきゃあ笑いっぱなし。外国からの旅行客に「一緒に写真撮っていいですか?」と声をかけられたり、こそっと遠くから写真撮ってる人がいたり。ほほほ、そんなに目立っているかしらぁ~。
きゃあきゃあ騒ぎながらぞろぞろ歩きます。
橋を渡って向こう岸には、奥の細道を踏破してきた芭蕉翁が立っておられました。さっそくおもちゃにされる俳聖。
「よお、おっちゃん。ごくろうさんやったな」「気やすうに言うな」
もっとお近づきになりたいけれど高いところにおられるわ…とわたくしが躊躇しておりましたら、元気組ぶるちゃん&mayさんはシュタッと飛び乗りました。
「おじさま~~~ん」
芭蕉翁、美女にはさまれてなんだか照れてるみたい。
「お立ち台よ~~♪」
mayさんが踊りだしました!芭蕉翁の思惑やいかに…。
芭蕉ゆかりの地だけあって、大垣市民は俳句に親しんでおられるそうです。川沿いに投句箱。そういえば秋に来たとき、お花見して桜の俳句を詠もうって言ってたよね。えーと。桜咲く、それにつけても金の欲しさよ。ってそれ俳句じゃないし!
きママとはここでお別れ。六姉妹になってさらに花を求めていきます。
歩いていくうちに、ぽつ、ぽつと小雨が降りだしました。ああ…わたくしの晴女神通力もここまでか。まぁよく持ったほうよね。軒先を借りて雨モードに入る六姉妹。みなさん用意おさおさ怠りなく、雨コート着用。
目的地にたどり着いた雨モード六姉妹。
「ここの枝垂桜がとても綺麗なのよ」地元っ子おーこさんの導きです。
ほんとうに、なんて見事な枝垂桜。そして、このひともわたくしたちを待っていたかのような満開。ああ、嬉しいわぁ。
桜の下でポーズを取るトモさんフミさん。美しい。
「お見合い写真みたいねえ」
「いいなあ!私もお見合い写真撮るう~~」
※全員既婚者です。
「わたくしもお見合い写真撮ってえ」
「何でオレがそんなもんを・・」はいそうです、今回もオットがカメラマンとして同行してくれているのです。
枝垂の下でぱちり。踊ってはお見合い写真にはなりませんなあ。ざんねん。
そのあと大垣城の前まで散策し、お茶して和菓子屋さんをひやかしたりしながら駅まで歩きました。いい街ですね、大垣。また遊びに来たいです。
あやしいお天気ではありましたが、満開の桜の下でみんなでお洒落して、とても楽しい一日でした。来年もその次も、こんなふうにみんなで桜を観られたらいいなあ。