キはキモノのキ

キモノ‥愛してます

Fromカンボジアの

2006年09月13日 | ちくちく

 
         あやしいわたくし‥

  わたくしをあやしくしているこの布は、カンボジアの「クロマー」という布。40cm×120センチくらいの薄くて丈夫な木綿の布で、カンボジアの人には欠かせないもの。タオルになったり鉢巻になったり風呂敷になったり赤ちゃんを胸にぶら下げたり、それはもう多彩に使われています。

 日本人のわたくしとしては、これを見た瞬間思いました。
 「替え袖になる‥!」
 一枚で、うそつきの替え袖ちょうど一枚分くらいです。こんなにちょうどいい大きさなんて、カンボジアと日本、何かご縁があったのかしら。 

  このクロマー、アンコールワットなどカンボジアの観光地に行くと、小さい子供が腕いっぱいに抱えて売っています。一枚だいたい1~2$。
 今年初めカンボジアに旅行したとき買ってきたこれで、今日作りました、替え袖。

 33cm×49cmになるように、袋縫いして袖口と振りをくけてお仕舞い。
 替え袖を作るときの注意点は、片袖だけ2枚作っちゃわないこと。一生懸命作って「出来た~!」と思ったら右袖だけ2枚できてたことがあります‥。

 この替え袖、実は泥縄なんです。あさってから着物でお出かけ予定。単の下に着る単のお袖で適当なのがないので、急遽クロマーを引っ張り出したのでした。
 さぁ、これで出かけられるわ!‥‥あとはお天気だけです‥‥。

 


私のきもの道 着つけ教室編その2 いよいよはじまる

2006年09月13日 | キモノとわたくし

  最後は「えいっ」と選んだ着付け教室。見学も受けつけているというので見に行くと、20畳ほどの畳敷きの部屋に受講生が10名ほどに先生が2人。若い方の先生は助手ということでした。
 先生方は「きもの道学院(仮名)」に所属していて、プログラムは本院の初等科に準じて組まれているとのこと。これを修了したら、「きもの道(仮名)」の方から修了証も出て、更に先のコースにも進めますよ、ということでした。まぁそのへんは私は興味ない。

 一番気にしていたのは「買わないといけないもの」がどのくらいあるかということでしたが(けち)、必要なものがお手持ちにないのなら「きもの道(仮名)」標準グッズを斡旋しますよ、という感じでした。必要なものとは「肌襦袢・裾よけ・長襦袢・着物・帯(半巾・名古屋・袋帯)腰紐(4-5本)伊達締め(2本)足袋・前板・帯しめ・帯揚・帯枕」。これらはすべて祖母が遺したりしたものが揃っています。何も買わずに済む、ありがたい。これをクリアしたので、来週から正式に通うことに決めました。
 
 教室の雰囲気など、もっと検討すべきこともあったかなという気もしましたが、この時はとにかく「いよいよ習うぞ!」という意欲でいっぱいでした。10数名の女性が皆それぞれ着物を着ている姿というのにも魅了されましたし、先生2人の着姿はやっぱりすばらしかったのです。小柄な年配の先生は、衿元をゆったりと開けて楽そうな着付け、助手の先生は細身を生かしてしゅっと粋な感じで。あんなふうに着られるようになりたい!と、教室が始まるのが楽しみでした。

 初日。先生二人が前に、受講生10人が5人ずつ並んで正座します。「正しい御辞儀の仕方」を習い、静かに礼。このように、美しい立ち居振る舞いも少しずつ教えてくれるとのこと、着物美人への道!と期待も高まりました。