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菅大臣神社
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(かんだいじんじんじゃ)
京都市下京区仏光寺通新町西入菅大臣町
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菅大臣神社、西の鳥居。
〔ご祭神〕
菅原道真公
(すがわらのみちざねこう)
先日、北菅大臣神社の記事を書きました。北菅大臣神社は「紅梅殿」の跡でしたが、今日ご紹介する菅大臣神社はその同じ敷地内にあった「白梅殿」跡と言われています。「道真公生誕の地」といわれており、産湯に使ったという井戸も残されていますが、菅原道真公が生まれたという言い伝えのある場所は他にもいくつかあり、そのうちのどこが本当の生誕の地か分かっていないのが実情です。
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「菅公産湯の井戸」は本当に目立たないところにあります。
北菅大臣神社と菅大臣神社を含めたこの一帯は、菅原道真公の祖父・菅原清公公のころからの菅原家の邸宅だったところで、当時の名門私塾「菅家廊下」があったところでもあります。父・菅原是善公の代には京都御所の近くにある菅原院天満宮のあたりに本拠地を移していたのですが、菅原道真公の代になって再び菅家累代のこの地に屋敷を構えます。
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菅大臣神社の拝殿。鳥居の向こうには有名な「飛び梅」が…。
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これが「飛び梅」です。
有名な「飛梅伝説」。無実の罪で大宰府への左遷が決まった菅原道真公が、気に入っていた屋敷の梅との別れを惜しんで詩を詠むと、のちにその梅が菅原道真公を慕って一夜のうちに大宰府へと飛んでいった、という伝説のことです。
もしくは
東風吹かば にほひをこせよ 梅花 主なしとて 春を忘るな
(※この詩の詳細は「北菅大臣神社」の項を見てみてください。)
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南側の鳥居からの参道脇には民家が立ち並んでいます。
北菅大臣神社の項でも書きましたが、菅原道真公を祀る神社自体は没後すぐ(10世紀初頭)に建てられました。一つの神社として祀られていた北菅大臣神社と菅大臣神社は、創建後さまざまな戦火に巻き込まれるなどの被害を受け、鎌倉時代に入って別々の神社として再建されました。現在の本殿は下鴨神社の本殿を1869年(明治2)に移築したもので、幣殿と合わせて八棟造り・銅巻柿葺の豪華な建築です。
アクセス
・阪急電車「烏丸駅」下車、南へ徒歩10分
・京都市営地下鉄「四条駅」下車、南へ徒歩10分
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拝観料
・無料
拝観時間
・常時開放
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