kimitsuku独り言

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☕ クロワッサンで朝食を ☕

2024年06月28日 | 日記

           

今日の『木洩れ日カフェ』は、久し振りに来所されたF男さんの参加で

時ならぬ「フランス映画を語る会」‥になり、楽しく盛り上がりました。

フランス映画ファンであるF男さんお勧めの作品は、『クロワッサンで朝食を』

2012年制作、ジャンヌ・モローの遺作になった映画です。

何年か前、テレビ放送された際にKimitsukuも観て感銘を受けた映画でした。

故郷エストニアからパリへ出て家政婦として働くアンヌと

彼女の雇い主である老女フリーダの、相互理解と人生の喜怒哀楽。

F男さんの熱弁を聞いていて、同じく感銘を受けたシーンでも

違う受け取り方をしている面白さや、理解度の濃淡が分かって興味深かった。

84歳になっていたジャンヌ・モローの変わらぬ優雅な佇まい

老いと孤独のなか、毅然と自分を貫く老女フリーダの誇りと哀しみ

そんなフリーダに反発しながらも、日々を重ねるうち

互いに歩み寄る二人の生きざまが丁寧に描かれていて、心に残るドラマでした。

F男さんの解説に、「ちょっと深読みし過ぎじゃない‥」なんて

失礼なことを言ってしまったけれど

F男さん、これに懲りずに「フランス映画を語る会」

また宜しくお願い致します。

それにしても原題『パリのエストニア人』を

『クロワッサンで朝食を』と訳したセンスの良さを、称賛したいと思います。

つくづく日本語の豊かさに嬉しくなりました。

コメント
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