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札幌市の要介護認定状況

2014年12月19日 | 日記
     
                          
 今日は今年最後の介護認定審査会がありました。介護保険制度が試行されて14年、発足時から
要介護者の認定に関わってきましたが、社会の高齢化と共に介護を必要とする虚弱高齢・障害者が
年々増加する一方です。札幌市では、現在93,000人余が認定を受けて様々な介護サービスを利用
されています。ホームヘルパーの介護を受けたり、通所介護を利用しながら、住み慣れた我が家で
生活している方、またリハビリ病院や介護施設で療養されている方などが大半です。
 そんな中、来年度から特別養護老人ホームなど介護施設に入所する要件が厳しくなりそうです。
介護度が3以上でなければ入所できないというのです。介護3とは、様々な心身状況から日常生活
動作および手段的日常生活動作の両方の観点からも著しく低下し、ほぼ全面的な介護が必要となる
状態を言います。普段の生活場面の多くに、見守りや何らかのサポートが必要な状況です。
 札幌市の場合、要介護認定者の約73%が介護3以下ですから殆どの方は施設入所ではなく在宅で
社会サービスを活用しつつ頑張って欲しいということになります。暖かい季節なら兎も角、長く厳しい
冬を無事に乗り越えられるか案じられます。独居者が多く健康管理や失火の心配なども絶えません。
 介護保険料の値上げは当然としても介護報酬の減額も予想される現状を思いながら、積もった雪を
蹴散らして走るササラ電車を眺めています。いっそう寒さが身に沁みた師走の一日でした。
コメント (2)
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