kimitsuku独り言

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篠山紀信:著 『ヴィスコンティの遺香』

2014年12月03日 | 日記
 
              
 図書館で見つけた篠山紀信:著 『ヴィスコンティの遺香』
ルキーノ・ヴィスコンティは、映画ファンを自認するKimitsukuが黒澤明と共に好きな映画監督で、特に
年齢を重ねた現在、その魅力がより身近に感じられるような…。
 この写真集はヴィスコンティ没後、篠山紀信がヴィスコンティの知られざる素顔を一族の協力を得て
作成した写真集で、塩野七生氏の寄稿文、篠山氏と淀川長治氏の座談会などを収録した、読み応え
充分なヴィスコンティ・ファン必読の一冊になっています。   
 貴族趣味・耽美主義と称されるヴィスコンティ映画の原点を垣間見るような、華麗な屋敷や調度品類、
愛用品などに彼の美意識を感じます。既に没後40年近く、多大の資金と時間を費やすヴィスコンティの
時代の映画製作は、今や夢物語になりました。それだけに愛おしく貴重な『ヴィスコンティの遺香』です。

 Kimitsuku推奨ヴィスコンティ映画ベスト・スリー 1971年『ベニスに死す』、1972年『ルードヴィヒ』、
そして1974年『家族の肖像』。『夏の嵐』や『山猫』も素晴らしいけれど、好みでいうと此の3本よね。
いずれも退廃と滅びの美学に彩られた、巨匠ルキーノ・ヴィスコンティの傑作映画です。
完璧な映像&甘美な音楽&麗しきイケメンに魅了されること間違い無し貴方も如何でしょ

コメント (2)
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