12月15日は、『真珠の首飾りの少女』で知られる画家、ヨハネス・フェルメールの忌日です。
17世紀のオランダに生きたフェルメールは、43年の短い生涯で35点ほどの作品を残しました。
絵画の多くは窓から差し込む光を受けて佇む女性像で、不思議な静けさに包まれています。
その代表作が1665年頃に描かれたとされる、『真珠の首飾りの少女』でしょうか。
その絵画を題材にして作られたのが、2003年の映画『真珠の首飾りの少女』です。
初めて観た時にはモデルの少女によく似た女優が居たことに驚き、フィクションとは知りつつも
少女と彼女の美しさに絵心を触発される画家との、秘められた恋物語に惹かれました。
フェルメールの生涯は謎が多いようですが、此の絵には何かドラマを感じさせる雰囲気がある
のでしょう。フェルメールを演じているのはコリン・ファース。その後、『シングルマン』『英国王の
スピーチ』と話題作に出演して、アカデミー主演男優賞にも輝きました。kimitsuku的には、断然
『シングルマン』がお勧め。しんねり&じっとり耐えるオトコが似合う、コリン・ファースです。
『牛乳を注ぐ女』も、大好きな絵、フェルメールらしい静謐な光景に静かな感動を覚えます。
水差しから注がれる牛乳の白さが印象的な美しい絵画を、自分の眼で確かめてみたい。
そんな想いでいつの日か、フェルメールが生きたオランダ・デルフトを訪れたいと願っています。