気ままにかしまライフ

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この間まで頑張っていた女王蜂が居なくなりました

2013年03月16日 | ミツバチ

先週、西洋ミツバチの巣箱を今年初めて内検したところ、一群だけ幼虫と蛹が確認出来る

ものの、女王蜂と卵が見当たらない蜂群がありました。その巣箱を昨日再び内検したとこ

ろ、何と変成王台が幾つも見つかりました。

これは、どういうことでしょうか。恐らく、10日程前までは女王蜂は生存しており、順調に卵

を産んでいと考えられます。しかし、その後何らかの原因で女王蜂が死亡したのだと思い

ます。そのため、働き蜂たちは新しい女王蜂を誕生させようと、産み落とされていた卵から

孵化して間もない幼虫を新女王蜂に育成するため、その幼虫の巣房を女王蜂を誕生さ

せるための特別仕様の巣房(変成王台)に作り替えたものと考えられます。

Dsc05076

この写真は、巣板からミツバチをふるい落とし撮影しました。ちょっと出っ張った3個の巣房

が変成王台です。このような変成王台が8個も出来ていました。

実は、今はまだミツバチの繁殖の季節には早すぎます。仮にこの変成王台から新しい女王

蜂が誕生しても、交尾する相手の雄蜂がまだ誕生していません。そのため、女王蜂が誕生

しても卵が期待出来ません。つまり、いずれこの蜂群はダメになるのではないかと考えまし

た。そこで、変成王台を全て潰し、女王蜂のいる蜂群に合同することにしました。

合同はハッカオイル合同という方法で行いました。合同すると言うことは、今まで別々に生

活していた蜂群が一つになるわけですから、そのまま合同してしまうと両群で殺し合いにな

ってしまいます。そのため、両群の匂いを紛らわすために、香りの強いハッカオイルで両群

の匂いを統一させるという方法です。両群の間には新聞紙も入れていますので、いずれこ

の新聞紙を食い破り、両群が仲良く暮らすようになれば成功です。しばらくは、そっとしてお

きます。


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