4月22日のお昼頃、不覚にも西洋ミツバチを自然分封させてしまいました。その日の朝の内検
作業で元巣に新女王が誕生(推定誕生日は4月19日~21日)していることを確認したばかり
でした。しかし、その元巣にどうやら見落として潰し損ねた王台が残っていたようです。実際
にその後見落としの王台が見つかりました。分封は見ている前で起こりましたので、木の枝
に集まって落ち着いたところで別の巣箱に回収することが出来ました。4月24日にはこの分
封群に女王蜂を確認しました。ところが、4月30日に分封群の内検してみたところいたはず
の女王蜂は見当たらず、巣房に多数の働蜂産卵が確認されました。働蜂産卵とは、働き蜂
が巣房の中に無秩序に複数の卵を産み付けることです。女王蜂が突然居なくなった場合に
発生するので、恐らく女王蜂が結婚飛行に失敗し、巣箱に戻れなかったためだと想像されま
す。しかしそれにしてもこんなに早くに働蜂産卵が始まってしまうなんて知りませんでした。
下の写真は巣房の中に無秩序に産卵されている働蜂産卵の様子です。
そのため、直ぐに他群の卵、幼虫、蛹の付いた巣板を導入し、この群れで再び女王蜂を誕生
させるための処置をして現在はじっと様子を見守っているところです。生み付けられた無精卵
はそのままにしていますが、それで良かったのか少し不安です。