9月21日に通過した台風の風で倒された重箱式巣箱のニホンミツバチ達は、巣門の出入
りが以前のよう活発になり、オレンジ色やベージュっぽい色の花粉をどんどんと運んでい
ます。ちょっと安心です。
転倒の衝撃でどうして巣板が壊れなかったのかを考えてみました。結論は転倒時に巣箱
が地面に軟着陸したからではなかったかということです。巣箱には簾が掛けてありました。
この簾は両端に紐で輪っかを作り、その輪っかを地面に固定していたアンカーに引っかけ
ていました。アンカーは巣箱の両サイドに2本ずつ地面に打ち込んでいましたが、台風の大
風を受けて巣箱が煽られた際に、このアンカーの1本が抜けましたようです。しかし、残りの
アンカーが抜けなかったため、簾がずれながら巣箱と一緒に倒れたため、地面に倒れ込ん
だときにそれほどの衝撃を受けなかったのではないかと考えました。いずれにしろ巣板が
壊れなかったことはラッキーでした。