今年の冬はかなり厳しい寒さが続き、普段より半月以上も梅の開花が遅れていました。
しかし、先日やっと咲き始めましたので、梅の開花を合図に今年初めて巣箱の内検を行
いました。昼間は暖かくても、最低気温がマイナスにもなる日もまだある時期ですが、巣
箱の中では春を迎える準備が始まっていました。
上の写真中央に女王蜂が写っています。蓋のされた巣房には蛹が入っているます。蓋の
無い巣房には卵もあり、幼虫も確認出来ました。但し、蓋が均一になされていないことで
ちょっとこの女王蜂の産卵能力が心配です。
これらの確認作業の後、さらに産卵を促すために、奨励給餌を行いました。昨年までは砂
糖水を与えていましたが、昨年秋に大量に採れ、保管していた蜂蜜(恐らくセイタカアワダチ
ソウの蜂蜜)がありましたので、これを給餌することにしました。砂糖水を与えると、ミツバチ
はこれを蜂蜜に作り替えるために相当なエネルギーを消耗してしまい、越冬しているミツバ
チの寿命が短くなのだそうです。そのため、今年生まれの働き蜂が誕生して、女王蜂や蜂
児のお世話が出来る若いミツバチが沢山誕生してくるまで、越冬バチに長生きしてもらえる
よう負担軽減のため、奨励給餌には出来るだけ蜂蜜を直接与えた方が良いのだそうです。
そこで、今年トライすることにしました。結晶していた蜂蜜を湯煎で溶かし、それに少しだけ
お湯を加えてゆるくして与えてみました。
いよいよミツバチのお世話が始まりました。今年もみんな元気で飛び回って、沢山の蜂蜜を
貯めて欲しいものです。