夏の水分補給について（2）

漢方相談 健康相談は 福島県郡山市 きく薬局へ

お早うございます。昨日は曇りでしたが湿度が高く、一日中汗が止まりませんでした。実は私はヤセているのに大汗かきです。

この時期の水分補給の注意点その2としては、冷たい水分を一度に多量に飲まないことです。これは人それぞれの胃腸の力にもよりますが、冷たく冷えた水分が一度に多量に胃に入ると、胃が冷えてその後の水分の吸収に時間がかかるようになる事があります。

特に炎天下に長時間いたりスポーツなどをしていると、汗をかくために血液が体表面の方へ行き、胃腸をめぐる血液が少なくなるので胃腸が動きにくくなり食欲不振の原因になるのですが、この状態で冷たい水分を多量に飲んでしまうと胃腸が冷えて更に動かなくなります。

その結果食欲不振がひどくなるほか、水分が胃腸から血液中に吸収されるのが遅くなるため、いくら水分をガブ飲みしても咽喉のかわきが治まらないという事になります。

これを防ぐには、どんなに咽喉が渇いていても冷たい水分は一度に多量に飲まないことと、少しずつ飲むようにして胃腸の冷えを起こさないようにする事が必要です。

また昨日ご説明しました通り、塩分の入っている水分ですと血液中への吸収がスムーズになりますのでお勧めです。