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タラソテラピー (1)



左、フランスのサイクリスト、ルイゾン・ボベ(1925~1983)。

100年以上の歴史を持つ自転車レース「ツール・ド・フランス」の
歴代優勝者を見てください。
http://www.d4.dion.ne.jp/~warapon/archives/sports/cycle_france.htm

ルイゾン・ボベは、1953年54年55年と
三年連続優勝をとげています。
当時大変な賞賛を浴び、栄光に輝いた・・・


ツール・ド・フランス1954年

ところが1960年、自動車事故をおこし大腿骨を骨折。
治療は長引き、医者は見放したという。

栄光から絶望へと転落したとき、タラソテラピー(海洋療法)に出会い、これを試みたことによって傷を癒した彼はよみがえり、栄光の自転車レーサーはタラソテラピーの普及活動に専念するようになります。そのことによって、彼は実業家として大成功をおさめたのでした。
↓1969年の映像です。
http://www.youtube.com/watch?v=5IOjA8ivNE4&feature=player_embedded


「ツール・ド・フランス」三連続優勝の栄光に輝いたこのルイゾン・ボベこそがタラソテラピーが世界に普及するきっかけをつくった人物なんです。

ですから「ツール・ド・フランス」の影響で生まれた「ツール・ド・国東」の国東半島がタラソテラピーを採用するストーリーは、すでにできています。美しい海を、優れた医療として活用しましょう。

裸足になる旅



一昨日、雨がやんだ大分県国東(くにさき)半島の海岸。
空と海しかない広々とした空間に身を置く開放感があります。
空と大草原しかない久住高原と共通するものがありますが
質が違います。
高原の空気と、海水の細かな粒子を含んでいる空気を
呼吸するというだけでも違います。
高原にはカッコウの声が聞こえ
ここでは、ゆったりとした波の音が聞こえます。



裸足になって砂浜を歩きました。
大草原を裸足で歩く体験とカタチは似ていますが
やはり質的に違います。
両方を楽しめるヘルスツーリズムのプランを
構想するべきだと思いました。
地球(テラ)の恵みをトータルに体験できるプラン
テラピープランですね。
国東のお寺(テラ)が癒し資源=寺ピーとして加われば
大分県独自のテラピーツアーが生まれそうです。



砂の感触、波の感触を楽しむ桂子の足。
海水の「足湯」であると言えます。

古代文明の時代からあったタラソテラピー。
タラソは、ギリシャ語で「海洋」。
テラピーは、ギリシャ語のテラペイア(治療)。

海洋療法と訳されるタラソテラピーを
一昨日、私たちはセミナー前に楽しみました。



岩場に生息するニナガイ。
いい海水は、最高のお薬でした。
古代ギリシャのプラトンもヒポクラテスもエウリピデスも
海水が病を治すとかたっています。