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電信柱



いきなり九電工のクレーン車が現れる。




お昼前、あっという間に背の高い電信柱が立つ。




この位置に電信柱が立つと、その存在感が大きく
電線も目立ちすぎる・・・風景が変わってしまう・・・
そう思って、歓迎する気持ちはなかったけれど
地域全体を考慮すると、ここしかないという位置でした。

ポール・セザンヌは、大自然の風景のなかに
初めて鉄道や電信柱が出現した時代の画家でした。

「こんな無粋なものが増えてきたら
もう風景画が描けなくなる」
と彼は嘆きました。

セザンヌが亡くなったのは1906年。
それから100年の時が流れました。




日没の時、カンナ。

セザンヌがもし現代にタイムスリップしたとしたら
どんな絵を描くでしょう? 
あるいは絵筆を捨てたでしょうか?




これから100年後の世界には
電信柱や電線は無くなっているでしょう。
電信柱や電線を懐かしむ老人が
新時代の風景を嘆いているかも知れません。


鶏頭の十四五本もありぬべし     子規

彼がこの句を作ったのは明治33年(1900年)でした。



朝、6:05。




夕方、17:18。
今日は土台の上に枠が組まれました。




昼間、15:39。
ケイトウの花に棲む小さなクモ。
日中は暑く、寒いくらいの朝夕。
温度差がこたえます。

一番風呂



朝風呂を目指して長湯温泉へ走る。
朝6時から営業している長生湯は、なんと定休日。

それで長野湯に行くと、湯をためている最中でした。
本当は9時から営業だそうですが
家族湯に入れてもらうことができました。

写真は6:47。湯がまだいっぱいになっていません。
思えば何年も長湯のお世話になってきたけれど
一番風呂に入ったのは初めてだと思います。




湯船の窓の眺め。
のどかな田舎の風景です。
なんと飾らない温泉だろうと思います。
これが長湯の魅力なのかもしれません。

由布院、黒川の次は長湯が脚光を浴びるだろうと
言われているそうですが
できれば、このまま素朴な田舎の秘湯であってほしいと思います




長野湯の前に広がる田んぼ。7:24。

黒いシャンプー



竹のエッセンスとハーブエキスで、髪と頭皮を癒す・・・
黒いのは竹炭微粒子の濃度が高いからです。
厚生労働省の認可を得た高純度な竹酢液を配合しています。
(化粧品原料として唯一認可されている竹酢液「TP竹エキス」)

詳しいことは現在、まとめているところです。
上の写真は、メーカーさんに制作していただいた試作品。

神楽



昨日、秋分の日で国民の休日でしたが
職人さんたちがみえて、作業続行。
基礎のコンクリートの枠も外されました。

基礎の位置から東南の方向約200mにある天満社で
昨日、お神楽の舞いがありました。
画面中央から少し左の杉の下に社があります。














長生湯



“非常時”の日々。
朝、お風呂に入るためだけに桂子と長湯温泉に向かう。
ここは長湯・長生湯。200円。




誰もいない、たったひとり、濃厚な湯を堪能。




湯から出ると、8:12am。




長生湯の外観。

この長湯温泉こそ、私たちが提案します「エンジェルバス」の原点です。
長湯温泉に通い、自分自身のカラダの変化を感じるなかから
「エンジェルバス」についての構想が生まれました。

長生湯の壁に掲げられているパネルの内容をそのままここに紹介します。



「長湯温泉の医学的効能と入浴法」

温泉には、体のひずみをとり自然の治癒力(ちゆりょく)を高めて
体を正常化させる働き(温泉の正常化作用)があります。
これは地中深くから湧き出た温泉に地上では考えられないほど
多量の化学物質が含まれているためです。
長湯温泉は国内で最も高濃度の炭酸と土類イオン(ミネラル)を
含んでいます。このため長湯温泉には、他の温泉にはない優れた
温泉効果があります。


[炭酸の効果]

長湯温泉に入浴すると体内に炭酸ガスが吸収され、全身の血管を拡
張して血液の流れをスムーズにします。血圧を下げて心臓にかかる
負担を軽くし、心臓の働きを高めるため、炭酸泉をドイツでは“心
臓の湯”(Herzbad)と呼び大変貴重な温泉とされています。
静脈や組織の酸素を増して疲労時にたまった乳酸を排せつし、疲労
回復を早める作用もあります。また炭酸イオンの働きにより、皮膚
の炎症をおさえたり、関節リウマチ、座骨神経痛のような痛みや運
動障害を伴う病気にも効果があります。
炭酸は温泉水に気泡(あわ)としてだけでなく、溶けた状態でも含
まれています。体に気泡が付かなくても、同様の効果があることが
医学的に証明されています。


[土類イオンの効果]

長湯温泉が濁っているのは、ナトリウム・マグネシウム・鉄などの
ミネラルが他の温泉よりも多量に含まれているからです。これらの
成分は、張りつめた神経を解きほぐし自律神経をしずめたり、痛み
やアレルギー疾患にも穏やかに効きます。
これらの有効成分は入浴中に皮膚から吸収されるだけでなく、皮膚
に付着した成分はお風呂から出た後も少しずつ吸収されます。


[入浴法]

2~3日は、1日に1~2回ほど。その後は3回。1回の入浴は2~3分を
繰り返して全体で10分程度になるようにして下さい。
空腹時や飲食後は避け、食後1~2時間後が良いです。
出浴後は水分を充分とってください。
温泉から出た後、バスローブなどで充分保温して30分~60分ほど安
静にするとより効果的です。


[飲泉]

温泉の源泉を飲むことを飲泉(いんせん)と言います。ドイツでは
“飲泉は野菜を食べるのと同じだ”と言われ、温泉と言えば飲泉を
意味するほどです。長湯温泉を飲泉すると、胃酸を中和し、胃腸や
肝臓、すい臓の働きを活発にし、便秘などに有効です。
また神経や筋肉にお興奮をしずめたり、神経の緊張を解きほぐす作
用もあります。
飲泉は食前30分または食後2時間が良いでしょう。食前に飲むと胃腸
の働きを活発にし、食欲を増します。1回量は100~200cc程度とし、
1日量は200~1000ccがよいでしょう。

             解説:日本温泉気候物理医学会

ミョウガ



ひっそりと、裏山のミョウガの花。




ミョウガの葉にアマガエル。




ミョウガの茎にバッタ。




収穫。桂子が梅酢で浅漬け。

コンクリート打ち2



夕陽を浴びるコンクリート。
















蔵と母屋を結ぶ増築部分にもコンクリートが打たれました。

コンクリート打ち1



朝8時、クレーン車が現れる。
台風一過の快晴。















日四十月五年一十二和昭



南大西洋上で「米船撃沈」独潜艦の仕業




「赤軍の損失五百万」 占領地域 全独領を凌駕
開戦以来 独の戦果




母屋に、あとから作られた6畳の二階部屋があって
ここの売り主が高校卒業まで勉強部屋とされていました。
今回、壁を剥いでみると、柱や土壁に貼られた
古い新聞が出てきました。上のふたつは昭和15年の記事。

日独伊三国軍事同盟が結ばれたのが昭和12年。
同盟国のナチス・ドイツの戦果を報じているわけです。
昭和15年、日本はまだアメリカとは戦争していません。
翌昭和16年、真珠湾攻撃をもって日米開戦。




よく見ると、昭和15年の新聞に重ねて
昭和21年の朝日新聞の記事も貼り付けてありました。
たぶんこの二階部屋は、敗戦の翌年昭和21年にできたのでしょう。




この昭和21年5月14日の新聞のなかに
東京裁判(極東国際軍事裁判)の記事がありました。
それと並んで「民主勢力を培養せよ」という社説があります。

現在改修中のこの母屋は築明治元年。
明治維新から東京裁判に至る戦争の歴史を想いました。

鉄筋



鉄筋と鉄筋を結ぶ針金。








台風13号が北上しています。
降ったり止んだり陽光が射したり
重苦しい雲が行き交う不安定な天候で蒸し暑く
夕方、近くの温泉・月のしづくで汗を流しました。

由布院・長湯



エンジェルファームの小さな池で孵化して生き残った4匹。
無数の卵が産まれけれど、生き残ったのはたった4匹。
これまでは、小池に沈めた植木鉢のなかで育ててきたれど
今朝、小池に放つ。放つ前に
小さな紙コップに入れて撮りました。
4匹、みんな育ってほしい。
祈るような気持ちです。

さて、九州に台風が近づいているので
建築工事はいったんストップ。
私たちも昼から仕事をお休みにして由布院へ。




玉の湯温泉内の山里料理・葡萄屋で昼食をいただきました。
杉のお弁当箱が魅力的でした。
まだ紅葉していないモミジの葉も効いています。




小さなお皿のなかの
小さな世界だけれど
アーティストの一枚のキャンバスです。
輪切りになっているのは大分特産のカボス。




由布院の帰りに竹田・長湯のラムネ温泉につかる。
何と、花王の入浴剤「バブ」の12倍の炭酸濃度。
肌に細かい泡がびっしり付着します。

長湯温泉ファンの私たちですが
ここの炭酸濃度には頭が下がりました。

  長湯温泉はすべて炭酸ガスを含んでいます。
  平均で700ppmですが、ラムネ温泉は
  さらに高濃度で1200ppmもあります。

ということだそうです。




設計は東京大学の藤森教授。
地元芸術家と川端康成との交流を記録する資料室もあります。
私が生まれるまえに川端康成は竹田に滞在していた。
彼も長湯や久住高原や岡城址が気に入ったのでした。

彼は大阪生まれで、大阪府茨木市の高校(茨木高校)で学びました。
私は京都生まれで、茨木市の高校(春日丘高校)で学びました。
もともと茨木城の藩主であった中川公が
江戸時代、ずっとここ竹田の藩主でした。
豊後竹田と摂津茨木を結ぶ赤い糸がちらちら交差します。

基礎工事4



雨のなか朝から基礎に鉄筋を入れる工事が始まりました。
気温が急に下がるなかで雨に濡れながらの作業
職人さんたちも大変だったと思います。




鉄筋がきれいに組み上がった。




同時進行で配管工事もなされています。









お昼は、竹田市荻町の荻の里温泉へ走って
荻トマトオムライスをいただきました。
桂子は荻トマトスパゲッティ。とにかくトマトソースが美味しい!
食後は30分ほど、温泉にもつかる。

妖精のパラソル



昨日桂子と、草刈りをするために裏山に上がると
すくっと立っていました。
英名はパラソルマッシュルーム。
和名も唐傘茸(カラカサタケ)。




傘の直径が18cmほどかな、かなり大型のキノコです。
私は自分で料理して食べたことがあります。美味です。




画面中央部に写っています。
カラカサタケの背後にある樹の幹はカキ。
その向こうにはクリの木があって
もうすぐ収穫期を迎えます。




昨夜は桂子が、土鍋でけんちん汁をつくりました。
非常時だけど、昆布、乾燥椎茸、煮干し、カツオブシで
ちゃんとダシをとって、サトイモ、ニンジン、豆腐
コンニャク、揚げ、ネギ、ゴボウが入っています。
ダシの味と食材のエキスがまざったそのスープに
思わず夢中になりました。

基礎工事3



“残暑の候”のはずですが、涼しくて特に早朝は寒いくらいです。
暑い暑いと言ってたことがウソのよう。
季節の刻々の変化のなかで工事の刻々の様子
興味深く見せてもらっています。
こんな機会、またと無いでしょう。












鉢植えのカボス苗の葉を食べるアゲハチョウの幼虫。
桂子が彼らの様子を観察しています。
東京生まれ・東京育ちだけれど
こういうのを見て「ギャー」とか騒ぎません。

ここだけの話ですが・・・今日あった話です。
今日のお昼、近くの食堂に行きました。
桂子が食べていた焼きそばのなかに
何とコオロギがいた!!!
焼きそばの具のようになったコオロギ
たぶん食材の野菜のなかにいたのを気づかず
そのまま焼いてしまったのでしょう。
桂子は「ギャー」と騒がず、コオロギを紙で包み
何事もなかったように最後まで落ち着いて食べました。

大自然のなかでの暮らしが彼女を変えたのだと思います。
東京にいたら、東京のレストランでお皿のなかに
焼きコオロギがいたら、桂子だって身震いしたと思います。
きっとその皿を突き返し、店のひとを厳しく非難したでしょう。




サナギになる準備をして、じっとしているアゲハの幼虫。
これを撮って、と桂子が言いました。

アゲハの幼虫を殺す農薬
野菜を食害する昆虫たちを殺す農薬は
それをちょっと加工すればサリンになることを
オーム真理教は実証しました。
加工しなくても、原液で使用すれば
人を殺害できる力があることは知るひとぞ知るです。
(農業で使用する場合は約2000倍希釈します)

松本サリン事件のとき、農薬を持っていたというだけで
被害者側の男性が容疑を受けました。
警察は農薬の怖さをちゃんと認識してるということです。

農薬漬けの見てくれのきれいな野菜を炒めた焼きそばが怖いか
コオロギ入りの安全な焼きそばが怖いか・・・

できれば安全な野菜を炒めた焼きそば
そしてできればコオロギの入ってないのを食べたいですよね。
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