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経済効果66兆円?



ブルーベリーの花にニホンミツバチ。



近年あきらかにニホンミツバチが減っています。
農薬のせいであると言われています。
何度も書いていますがエンジェルファームでは
2002年にここに来て農薬を使用していませんが
それでも全体的な環境変化のせいでしょう
減少を強く実感します。

2013年12月4日、AFP(フランス通信社)が
以下のような情報を発信しています。

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ハチにはこれまで知られてきたよりも
ずっと大きな経済価値があることを
イチゴの栽培に関する科学的調査によって
示した報告が4日、発表された。

ハチを介して受粉したイチゴは
風によって受粉したものや自家受粉した
イチゴよりも商業価値がはるかに高く
実がより重くしっかりしていて
赤味が強く、鮮度が長持ちもすることが分かった。

国連環境計画(UN Environment Programme、UNEP)の
2011年の報告によると
ハチやその他の昆虫による受粉は
世界の食糧生産の総価値の9.5%
金額にして約2040億ドル(約21兆円)相当を担っている。
しかし、この推計さえも低すぎると新たな研究は述べている。

独ゲッティンゲン大学(University of Goettingen)作物学部の
ビヨルン・クラット(Bjoern Klatt)氏率いる研究チームは
実験用の畑に、商業用のイチゴ9品種を植えた。
各品種ともそれぞれ、風による受粉だけをさせるために
特製のガーゼの袋で覆った苗と、自家受粉させる苗、
ハチに受粉させる苗を用意した。
収穫された実は、商品基準に従って等級分けした後に色
堅さ、鮮度の持ちや菌類への抵抗力などを調べる
一連の試験にまわされた。

その結果、7品種でハチを介して受粉したイチゴのほうが
他の受粉方法を経た実よりも色の赤味が濃かった。
重さは風による受粉の実よりも11%
自家受粉の実よりも30.3%多かった。

また、ハチを介して受粉したイチゴは
3つの受粉方法によるイチゴの中で最も実が堅く
これは鮮度が、風による受粉の実よりも12時間
自家受粉の実よりも26時間長く保てることを意味する。
現在150万トンが流通する欧州のイチゴ市場で出荷されたうち9割は
わずか4日で売買できなくなっており、
鮮度が長く保たれる価値は
商業的に大きいと報告では述べられている。

その他の利点と合わせ、ハチを介して受粉したイチゴは
29億ドル(約3000億円)規模の欧州イチゴ市場の約半分
14億4000万ドル(約1470億円)を占めているという。(c)AFP

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またサンケイエキスプレスは
2016年3月5日次のような発信をしています。

花粉を運び農作物作りに貢献するハチなどの生物が
もたらす経済的利益は世界全体で
最大年5770億ドル(約66兆円)に上ると指摘した報告書を、
国連が設置した科学者組織
「IPBES(アイピーベス=生物多様性及び生態系サービスに
関する政府間科学政策プラットフォーム)」が発表した。

一方で近年、ハチの減少が欧米などで顕在化し
ハチが自然界で担っている受粉活動に支障が出ており、
報告書は「このままでは将来の食料供給が脅かされる」と
して各国に保全策の強化を促した。

IPBESは、名古屋市で開催された
生物多様性条約締約国会議(2010年10月)で採択された
生物の多様性を守るための「愛知目標」の達成度合いの評価や
政策提言をするために12年4月に設立された。
13年12月に最初の重要研究テーマとして
「花粉媒介者と食料生産の関係」を採択し、
今回初めての報告書をマレーシアの首都クアラルンプールで
22日から28日まで開かれた第4回総会で発表した。

報告書によると、花粉を運ぶのは飼育されているミツバチや
野生のハチの仲間が中心で、2万種以上。
チョウやカブトムシ、コウモリ、鳥類なども花粉を運び、
果樹や野菜、コーヒーなどの受粉を助けている。

世界の主な食用作物の75%以上が
これらの生物に受粉を頼っていると指摘し
その貢献額は2350億~5770億ドルと試算した。
しかし、環境破壊や農薬の使用のほか、
外来種、病気・害虫、地球温暖化などの脅威にさらされ、
花粉を運ぶハチやチョウ類の種別のうち40%以上、
脊椎動物の16%が絶滅の危機にあると推定した。

人間が飼育するセイヨウミツバチの巣の数は、
地球規模では増えたものの、
欧米では群れがいなくなるなどして減少。
野生のハチも欧州北西部と北米で減少し、
地域によっては40%近くも激減したとみられる地域もあった。

ハチの減少はネオニコチノイド系農薬の使用との
因果関係が強く疑われ、欧州連合(EU)諸国は
その使用を13年12月から2年間禁止したが、
報告書は「長期的な影響はまだ不明」とし、
原因としてネオニコチノイド系農薬を特定しなかった。

アジアやアフリカ、中南米はデータ不足とし、
「データの地域間ギャップを埋めることも、
正確な現状把握に基づく政策立案に不可欠」と指摘した。

日本でもハチなど花粉を運ぶ生物がもたらす利益は
年間4700億円に上るとの試算があり、
農業環境技術研究所(茨城県つくば市)の
研究グループは4700億円のうち、
人間が飼育するセイヨウミツバチやマルハナバチの貢献は
計約1056億円、昆虫を中心とした野生生物による貢献は
約3330億円と推計している。

しかし、どの生物が、どの作物の受粉に
どの程度貢献しているかは、ほとんど分かっておらず、
ハチが増えているか減っているのかさえも把握できていない。

研究グループは「得られる情報は極めて限定されている。
将来に向け、長期的な動態を記録するための
体制の構築が望まれる。国内対策を取るため、
まず現状把握が必要だ」と指摘している。

国連食糧農業機関(FAO)の
ジョゼ・グラジアノ・ダ・シルバ事務局長(66)は、
今回の報告書発表を受けて

「ハチなどの生物がいかに“働き者”で
人間の生存に寄与しているかが分かった。
世界中の農家にとって
こうした生物の不足は死活問題となる。
世界の持続的発展のためにも対策を講じることが必要で
放置すれば人間の食料安全保障が
大きな危機にさらされる」

とコメントした。

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「虫なんてキモチワルイ」
「虫なんて絶滅すればいい」
虫一匹いない清潔で安全で無菌な文明生活。
・・・実はそれは自殺行為でした。

アサヒナカワラトンボ



アオイトトンボと勘違いしていたけれど
アサヒナカワトンボ(ニシカワトンボ)というらしい。
裏庭の同じ場所に毎年現れます。
ターコイズブルーとエメラルドグリーンが混じった
メタリックカラーが特徴。



顔のなかで眼の存在が異様に大きい。
四方を見渡せる眼。
そして口。
無駄のない非常に機能的なカラダ。



カエデの花を知っていますか?
ごくごく小さな花です。



竹を食べる害虫として嫌われているベニカミキリが
たぶんカエデの花の蜜に誘われて来ています。



名前の知らない蜂(?)も来ます。
花が咲けば、カエデのような
地味な小さい花であっても
多様な昆虫が集まってきます。
たぶんカエデが受粉(受精)のために
昆虫を必要としているからです。
植物がそこにあると
必ず昆虫が集まります。
それは一体です。
ひとつのユニットです。

新しい見解に基ずく患者と治療者は
あらゆる存在を結びつけるプロセスを通して
ひとつの単位(ユニット)を形成する。
ラリー・ドッシー

梅の実の成長



昨日は恵みの雨が降って
今朝、世界が澄みきっているというか
エンジェルファームが非常に美しく感じました。

エンジェルファームには三本の梅があります。
先住者(売主)が育ててこられた小梅と大梅
それと僕たちが植えたヴィラモ梅です。

↑これは小梅。もとは小梅だったそうですが
大木になってからは実が大きく育つようになりました。



大梅の様子。
僕たちがこの地に移住したとき
この樹は衰え枯れかけていました。
それをていねいにケアしたら
驚くほどの大木に復活しました。



ヴィラモ梅。
すでに2.5cmぐらいに成長している。
今年は100個以上成りそうです。

大梅も小梅も10数年ぶりの豊作になりそうです。
すでに梅干しも梅酒も梅ジュースも
充分すぎるストックがあるので
どうしたらいいか・・・
少なくとも僕たちが移住した2002年3月から
農薬・除草剤をいっさい使用していません。
貴重な尊い梅です。

キンポウゲ



キンポウゲ。
黄色い花弁の光沢が特徴。
学名はRanunculus japonicus
(ラヌンクルス・ヤポニクス)。
Ranunculusの英語読みがラナンキュラス。
園芸ショップで必ず販売されている
大型の華やかな花の名前です。
キンポウゲはそのような
ラナンキュラス族の原種のひとつでした。

よく見るとキンポウゲは美しい。
雑草であるからして勝手に生えてくる。
園芸ショップで購入しなくても
自然に生えてくる。

これを生かそうと思った時点で
イングリッシュガーデンのガーデニング手法の
影響から脱することができました。

イギリスでは氷河期の寒さのせいで雑草すら絶え
現在でも自生する植物種が少なく
雑草がほとんどんど生えないそうですね。
そのような風土だから大英帝国時代
世界中からあらゆる植物を集めて自然風に植えこんだ
それがイングリッシュガーデンだという。

日本はそれとは正反対の風土で
多種多様な無限の雑草が生えてきます。
イングリッシュガーデンをマネしようとすると
雑草を敵としなくてはならなくなり
草取りにたいへんな労力が必要となります。

実は日本の場合は
世界中から植物を集めなくても
ありがたいことに可愛いい雑草が
自然に生えてくる
それを生かさないテはないです。

日本庭園も禅庭も雑草を敵とします。
今は除草剤を使用するのでしょうか?

新時代の日本のガーデニングでは
雑草を生かすことが不可欠だと思います。
その雑草の茂みのなかに
昆虫やクモやカエルやトカゲが棲息し
それをねらって野鳥たちもやってきます。
生物多様性、多様な生物との共生を考えるとき
雑草を盲目的に排除する考えはもはや古い・・・



ジシバリ。



オニタビラコ。

クロマルハナバチ



ブルーベリーの花に
日本在来種のクロマルハナバチが
さかんにやってきます。

羽音がやけに大きく体が黒くて
黒い毛で覆われており
動きもせわしい。
ちょっと見てくれがいかついので
恐いと思われるかも知れません。
でも非常に穏やかなハチです。



マルハナバチは全国的に絶滅を危惧されています。
京都府が運営する京都府レッドデータブックのサイトでも
京都府のほぼ全域で絶滅が危ぶまれるとあります。
さらにこんなことも書かれています。

1960年代の初めに、宮本セツ氏は
農薬の乱用や自然植生の単純化の進行にともない
特にクロマルハナバチが減少しつつあると
先見の明をもって警告している。
残念にして近年、事態は破局的に展開している。




エンジェルファームを
いかついクロマルハナバチの楽園にしてやりたい・・・
彼らは果樹、野菜等の受粉を助けてくれる大切なハチです。
何と彼らが楽天で販売されている↓
https://item.rakuten.co.jp/chigusa/10006602/



キモチワルイと言わないでください。
これもまたエンジェルファームの
かわいい天使たちです。

裏山の整備のために切ったカシの樹を
少し積んで落ち葉をかけておいたら
菌類の働きで樹が分解し
そこにカブトムシの幼虫が棲みついています。
この写真を撮った場所だけでも
何十匹も育っていると思います。



カブトムシの幼虫がウンコするところ
初めて観察しました。
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